レジスター
先日、展示会での販売に使用するレジスターを買ったのだが、価格にサービスマンによる出張セットアップと説明が含まれているとあった。
そこで、買った時にサービスを予約して、今日技術者に来てもらい、セッテイングと使い方の説明をしてもらった。僕の人生で一度も触ったことがない機械だったので、必死で聞こうとしたが、技術者の体臭の臭さに閉口した。
買ったのは、カシオのSE-S400という代物。入門機だ。
おまけで4GBのSD-ROMとバーコードリーダーが付いて、12500B。
今後継続的に使うのならともかく、今のところ2回しか使う予定がないので、エライ高い買い物だったかもしれない。
このレジスターとバーコードリーダーを使って、ピッピとやれば、マシュマロちゃんでも入力間違いすることなく、安全にレジが出来るだろうと喜んでいたが、、、、
体臭の臭い技術者の話すタイ語がさっぱりわからん。英語も通じない。モンが訳してくれたが、それでもよくわからん。
液晶パネルの表示はタイ語。キーボードの上には訳のわからん略字。
やばそうな空気が漂う。背中側の筋がツンと吊ってきた。
パソコンでプログラムできるみたいだから、それなら僕でも簡単にセッティングできると思ったが、、、、
プログラムは1970年代ものみたいな感じ。
レジスター本体でのプログラムは、コマンドが全部数字なので、人間(特に老人の僕)には使用不能な言語。
「こんなの分からなくても、バーコードが読めりゃ、それを登録するだけさ。」と思い直して自分の商品を試してみると、読める商品もあったが、多くの商材は読み取りエラー。
どうもバーコードの規格が違うらしい。見ると確かに桁数が違う。11桁じゃないといけないのに、僕のは12桁ある。11桁のものは一応読めた。タイでは始めの2−3桁が必ず88とかなるならしいが、僕の商材は000となっている。これも問題だと技術者は言う。日本のカシオが作った機械だし、この程度の機械にそんな国の事情が分かるわけないから、おかしなことを言うなとムカついたが、読めないという事実は確か。
つまりバーコードを使うとすると、新たにバーコードを作成して、シールに印刷して、それを全商品に貼り付けないといけない。
「そんなことやってられない。」絶対やだ。
というわけで、折角おまけで貰ったバーコードリーダーは、当面役に立たないことになった。
しかし、PLUとかいう機能で、機械の中程にある5X5=25個のキーに商品を割り付ければ、そのキーを押すだけで、商品名と価格と諸費税が入力される。シフトを押せは50個の商品を登録できるが、出来るだけ現場での作業をシンプルにしたいので、色やサイズなどは全部纏めて同じ商品としてしまうと、25個以内で収まった。
サイズや色の情報は、現段階でそれほど重要でないし、後で集計すれば分かることだ。金額の打ち間違いで1−2万円食い違うのは、そう深刻ではないが、手で電卓打って、注文書や領収書をちまちま筆記して、お客さんを苛つかせるほうが不味い。
でも、このキー割付法なら大丈夫そうだ。
キーの割付を機械に覚えさせるためのプログラムの使い方だけは、なんとか頑張って理解した。さっき自分で自分の商材データをインプットして動かしてみたが、問題なさそうだった。
こんなことまで社長がやっていたら、もっと肝心なことが出来なくなるのは明らかなので、早く従業員を増やせるようにしないといけないと痛感した。
- Related Entries