95%水の土地:行き方編

パークナム市場を川側に出ると、直ぐに桟橋があった。

川向うに住む彼女が切符を買うと、一人3バーツだった。外国人の僕の分も3バーツで彼女が払った。多分、川向うに住む人には政府の補助があるのだろう。

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70人位乗れる大きな渡し船。

 

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人の往来は多く、船は直ぐに満席になって出港した。

 

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この辺りのチャオプラヤー川は川幅がとても広い。川だが海水が混じる汽水域となる。

 

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カモメが船を追いかける。海辺でよく見る風景。

 

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向こう側の岸に着く頃、変わった鳥を見つけた。でも写真が悪くて何だが分からない。

 

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上陸すると、また小さな市場だった。

その市場を歩いて端まで行くと、ソンテウ乗り場がある。

彼女と15バーツのアイスコーヒー(インスタントコーヒー使ってた)を飲みながら30分くらい待つと、ソンテウは出発した。

「あそこが私のうちよ!」と指さしたところは、割りと小綺麗な住宅街だった。

「ここが私が通った中学」

「低い土地みたいだけど、洪水はあるのか?」

「ないわよ。あるとしても9月だけ。この辺りは、もう海でしょう?アユタヤの方は川が溢れるけど、ここは海だから滅多に洪水はないよ。」

「なるほどねえ」と思ったが、見渡すと道路の向こうは水。海抜ゼロメートルのデルタを掘り上げて、水から50センチほど高い土地を作って道を作り、その両側に家を建てただけの土地。家の向こうは全部水。全体の95%は水だ。

なので、もともと洪水みたいなものだ。

この水は海と繋がっているので、水が溢れることは滅多になのだろう。津波は怖いが。。。

「ドクター、あの家が私の元彼の家。」

突然、彼女はそう言って、立派な家を指さした。その辺りじゃ一際立派な家でお金持ちであることが分かる。

彼女は、僕のことを何時もドクターと呼ぶ。(クンターじゃなくてよかった。)

それから、携帯の中から元彼の写真を出して僕に見せた。元彼は彼女の初体験の男で27歳。4年前に別れた。

「ハンサムだねえ。どうして別れたんだ?」と聞くと、

「別の女と結婚しちゃったから。」

吹き出しそうになった。

「付き合っているうちに別の女と結婚しちゃったの。だから別れた。」

そいいえば、カウントダウンの時、元彼は仕事のために愛の無い政略結婚をしたと言っていたのを思い出した。本当はどっちに愛がなかったのか疑問だが、彼女がそう思っているのなら、それでいい。

30分以上ソンテウに揺られただろうか、下りる場所に着いた。

下りると小さな川があって、小さな桟橋があった。

「ここで、小さい船に乗り換えるの。ここからは車じゃ行けないわ。」

なんだか、面白くなってきた。こういう場所に来たかったのだ。

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6人乗れば精一杯の小舟。しかし、図体に似合わず大きなエンジンを積んでいるので、走りはまるでモーターボートみたいだった。

 

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川岸をみると、アンパワーで見慣れた植物が茂っていた。

「あれは、ニッパヤシだな。」

ひと目で分かった。

ニッパヤシは八重山地方では特別天然記念物だが、ここではマングローブみたいに生い茂っている。

桟橋近くの路端で、その特徴的な実を売っていたので、これがニッパヤシだと確認できた。

アンパワー水上市場で、この実の見て、なんだろうと思った。この実のジュースを飲み損ねて、後で後悔した。

そしたら、このブログの読者が、これはニッパヤシの実だと教えてくれたのだった。

 

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ヤシと言っても、見慣れたヤシの実とは随分違う。確か一属一種だったような。

この実のどこがジュースになるのかと思って、作業の様子を観察してみた。

刺とけの実を一つづつ剥がず。

それをナタで2つに割る。

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すると、中はこんな感じ。中心部に半透明のゼリー状の胚乳が入っている。ここはヤシの実らしいところ。

 

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それをスプーンまたは親指の爪で取り出すと、こんな感じになる。

まだ成熟していない、柔らかいゼリー状の実が一番美味しい。

帰りにお土産に500グラム買って帰った。50B。

帰ってきて直ぐに冷蔵庫にしまったのだが、その後すっかり忘れてしまって、今も手付かずで冷蔵庫の中。

 

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さて、小舟に乗って、彼女が

「◯◯さんちのホームステイ」と言うと、エンジン全開で走りだした。

めちゃめちゃ早い。時速50km以上あるのでは。

当然、飛沫が顔にかかるが、そんなことはお構いなし。顔にかかった飛沫を舐めてみると、ちょっと塩辛かった。

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この舟の旅が面白くて爽快だった。早いし、飛沫はかかるし、カーブは怖いし、周りは大自然。

思わず声を出して笑い出してしまった。

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舟の旅は20分程度。

「サムット・ジーンさんの家の波止場」が僕達の降りた波止場。

サムットとはノートのこと。ジーンとは中国人のこと。バーンとは家のこと。

 

SL000525 small乗ってきた舟。

カメラを構えるとガッツポーズの船長。

どう見ても、廃車になった車のエンジンだ。舵はなく、スクリューの向きをエンジンごと変えるだけ。

しかし、これが一番操縦性がいい。

 

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上陸です。と言っても、陸はどこ?って感じ。

 

 

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地図で確認すると、こんな位置だった。

思わずニンマリ。

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拡大してみると、こんな感じ。

周りは水ばかりで、道路や家はほとんど見えない。

 

 

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300メートルほど歩くと、彼女の幼なじみの男友達がやっているホームステイに付いた。

タイでホームステイといえば、部屋だけ貸す安い民宿のようなところ。

 

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記念撮影。

この細い道が所々に走っているだけの土地。陸地というより、水の中に道があるだけという感じ。

 

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友だちのホームステイについた。

思ったより小綺麗にしている。

 

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まずはお母さんに挨拶。

「ドクターは日本人よ。タイに来て2年。今タイに住んでる。」と彼女に紹介してもらった。

「ああ、あんた日本人かい。日本人はいい。あんた、ミツビシって知っているか?昔、国がこの辺りを埋め立てて何か造ろうとした時に、ミツビシの日本人が10万バーツも寄付してくれたんだ。この自然を壊しちゃいけない。ここを守ってくれと。だから日本人はいい。」

ということだ。

この話は、大晦日のカウントダウンのときに彼女から聞いていた。そのまんまだった。

でかいテーブルと壁中に、いろんな写真がいっぱい飾られていた。100年前と思われる古い写真もたくさんあった。

 

僕達が利用したホームステイはここ。

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当然、水の上に建っている。家の下には交通機関であるボートが。

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裏から見ると、こんな感じ。プライバシーは抜群。エアコンはないが涼しい。トイレもない。

 

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ええっと、海辺の家と書いてある。

 

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こんな感じの家が数件。これが彼女の幼なじみのホームステイだった。

驚いたことに、彼女もここに来たのは生まれて始めてとのこと。数週間前に僕のために予約してくれたのに、僕がドタキャンしたので、今回の予約は当日の昼ごろ。僕がベーリング駅で彼女に電話した時に、「友だち連れて行くからご飯作っといて」と頼んだのだそうだ。

 

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遠くに別のホームステイが見える。

ボートの音と鳥の声しか聞こえない。

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水は区分けされた池によって、色も透明度も塩分濃度もまちまちのようだった。

彼女とその幼なじみのオーナーの話では、ここで、エビと魚と貝を同時に養殖しているらしい。

 

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用意してもらった昼飯。どれも美味しかった。

ビールも飲んでもう最高。

LEOビール3本と、大きめのマングローブガニ2匹を含む料理と、休憩代で500B。

「息子の友だちだし、日本人だから、お金は要らないよ」とお母さんに言われたが、ビール、カニなしで通常500Bだと彼女が言うので、500Bだけ払った。

 

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彼女とオーナーと僕。この写真をマシュマロちゃんに送って、僕は友だち数名と来ていることに偽装した。

オーナーはそのために、この写真の瞬間だけしかここに座っていない。

それにしてもこの二人、よく似ている。眼鏡まで同じ。

 

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このカニの湯で具合が良かった。カニ味噌が最高に美味かった。市場で価格を見てきたから分かるが、結構いい値段になるはずだ。

ただ、エビもカニも貝も、何も買ってないそうだ。全部ここで捕れたもの。

 

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硬い殻のカニは、こうして彼女が殻を割って、身を取り出してくれた。

こういうサービスは世界広しといえどもタイ女だけだろうと思う。

タニヤの女だって、頼まなくてもそうしてくれる。なんでだろう?

 

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この綺麗なエビもなかなかの味。甘く茹でてから伸ばして乾燥したもので、常温で数ヶ月保存できる。

ビールの摘みになるために生まれてきたような食べ物。

 

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酔っ払っていい気分になってきた。

 

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ビールを追加すると、オーナーの娘が届けてくれた。

カメラを向けると、とても恥ずかしそうだ。タイ人の子供は本当に可愛い。何もかもが子供らしいのだ。

この娘のお母さんは、今はオーナーと不仲で別居中。結婚して、この娘を作っただけで、あとはどこかに行ってしまった。

 

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腹一杯になって、眠たくなってきた。

「この辺りの散策に行こう!」と誘っても、

「ちょっと寝てからね。暑いし。寝て、夕方になったら行きましょう。」

このホームステイには2つ寝室があった。寝室といっても、ビニールシートのベッドがあるだけ。

そこに二人で入って、彼女は待っていたかのように服を脱いだ。上着より先に、パンツを脱いだのが面白かった。

「あなたとやると、何時も私逝けるの。知ってた?」と言うが、それが嘘であることくらいは分かる。

しばらくして彼女はおしっこがしたくなった。でも、トイレは遠い。服を着るのも面倒。

僕はプラスチックのコップを見つけて、

「ここにしたら?後で窓から捨てればいい。」そう言って、コップをあそこに当てて、OKと合図。

それに従ったのはいいけれど、的が外れて全部コップの外に。

部屋に中に黄色の水の流れが出来た。

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二人で足で掻いて床下に捨てて、そのあと飲むための真水をかけて流して、扇風機でそれを乾かしておしまい。

結局、一睡もせずに、散歩に出かけただのだった。

 

 

この続きはまた。

 

 

 

 

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Comments

Re: 事実誤認

理由は誤認してるかも知れませんが、現象としては当たっているのでは?
別に愛情を期待しているわけではないけれど、食べやすくて気持ちいいです。

Re: No title

>海の中に住んでいるのと同じですね。津波、台風は怖いけど・・・。まずこんないい場所にはいけませんね?彼女と二人で過ごすには最高の場所です。いいなー。
割と簡単に行けます。
挑戦してみて下さい。タイ女に頼めば、予約も道案内も朝飯前でしょう。
でも、どうせなら数泊して、魚釣りや潮干狩りを楽しむのが良さそう。

No title

こんな女遊びがわたしにとっては最高のパターンです。本命との時間以外はサイドメニュ
でエンジョイ。ハムケンさんと同じことしたい。

事実誤認

>硬い殻のカニは、こうして彼女が殻を割って、身を取り出してくれた。
>こういうサービスは世界広しといえどもタイ女だけだろうと思う。

単に日常行為だから。

本当に甲斐甲斐しく面倒を見るのは日本女性。

ハムケンさんは、まだタイ女というものが分かっていませんね。

>タニヤの女だって、頼まなくてもそうしてくれる。なんでだろう?

単に商売だからですよ。

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想像していたよりずっと魅力的な場所ですね。バンコク郊外にこんな土地(?)があったとは‥‥。

ハムケンさんの写真も
「ちょいワルおやじ」全開で頼もしい限りです(笑)



人徳

ハムケンさんの 出会う 人は 
親切な人が多いですね。

ともぞうの 出会う のは 
ロクデモ ない 
やつ ばっかりです。

来年夏 憲法改正の国民投票らしいです。
でわ

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ハムケン

Author:ハムケン
サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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