すしムンムン
タイ語で回転寿司のことを、スシムンムンという。ムンムンはくるくる回るの意味。
タイ人にとって日本の寿司屋と言えば、このスシムンムンであって、皆日本に行ったらスシムンムンに行きたいという。マシュマロちゃんも、一度は連れて行ってくれと言う。
考えてみると、外国人にとって、カウンターに座って値段が時価の寿司を一品ずつ注文するのは簡単なことではない。第一、魚の名前が普通は分からない。
それに対して、スシムンムンなら、回ってくる寿司を見て食べたいものを取ればいいので、ずっと簡単だし、とんでもなく口に合わないものを食べずに済む。
日本に帰国していた際に、モンを連れてスシムンムンに行ってきた。浜寿司というチェーンで、回転寿司としては一皿100円が中心の安さを謳った店ながら、比較的美味しいという評判のようだ。
回転寿司ではあるが、各席の前に注文タッチパネルがあって、好きなものを握ってもらえる。写真付きなので外国人でも注文出来るだろう。注文した寿司が近づいてくると、写真のように「まもなく到着します」と教えてくれる。
食べ終わった皿は、目の前の流しに放り込むと、自動的に回収、カウントされる仕組みになっていて、精算も楽ちんというわけだ。
回転寿司も近代的になったもんだ。
大将と世間話やネタについて話しながら寿司を食べるといった風情はないが、安くて気楽に食べられる回転寿司は、すっかり日本の新しい文化になった感がある。そういえば、僕もこの頃は昔ながらの寿司屋に行くことはメッキリ減って、寿司といえば回転寿司で食べる機会ばかりになってしまった。
社用でもない限り、1万円も出してお寿司を食べる贅沢はもう一生ないかもしれない。
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Topic : タイ・バンコク
Genre : ForeignCountries