いちご畑からの便り2
マシュマロちゃんのいちご畑が、本格シーズンを迎えた。
お母さんと彼女だけで管理してきた畑は、そもそもの経営者である彼女の兄とその嫁、それとマシュマロちゃんの3人でてんてこ舞いのようだ。
この美味しそうなイチゴ。
ここのイチゴは日本のイチゴよりもかなり固い。真っ赤になっても、かじるとシャキッとした感じだ。
小粒で型くずれしにくいのでケーキ類には良さそう。
袋詰で売っていたイチゴは、チェンマイから兄嫁が持ってきたプラケースに変わった。
こちらの方が、見栄えがいいし、傷みにくい。一箱で500g、250Bで販売。
朝明るくなると、鳥がイチゴを食べてしまうので、彼女たちは日の出前の5時半に畑に行く。
それから収穫。収穫してからヘタの一部を取って(全部は取らない)、選別して、箱詰めにするのは結構時間がかかる。
今日は土曜日。観光客がこの地方に来て、となりのレストランで食事をすると、花が咲いているいちご畑を見つけて立ち寄る。
どうもいちご狩りのようなことをしているようだ。多分入園料プラス1kgいくらで売っているのだろう。向こうに見える客の様子から、お客さんはバンコクからの観光客のよう。レストランの隣という立地が成功しているようだ。
一時害虫と病気の発生で、どうなることかと心配されたいちごも、なんとか元気に育っている様子。
先日、お兄さんが小屋を建てた。材料の柱は、近所の林から切り出した。何でも、自力で低価格でやってしまう彼らの生活職に敬服する。木は、利用価値が少ないが腐りにくいユーカリで、一本40B.払って切り出してきた。
チェンマイから仕入れてきたイチゴのワイン、ジュース、ジャムなども、こうして併売する。
仕入れ値の3倍の価格で。わすかチェンマイからコラートに持ってきただけで、価格は3倍。
これだから物販は面白い。国を跨いで持ってきたら、5−10倍ってこともある。日本ならではの安くて良い物はないかな?
いいアイデアありませんか?
ひまわりも元気。何故か、一本の株から沢山の花が咲いた。
マリーゴールドも順調。
一番目を引くのはコスモス。株は小さいが、花の数は多い。
今日は何キロ売ったのか知らないが、今日一日の総売上は、なんと50,000Bに達したらしい。大忙しで、マシュマロちゃんは夕方まで食事を摂る時間がない。
明日の日曜日も、沢山のお客さんが来てくれるのではないだろうか?
12月、1月と500,000バーツづつくらいの売上があれば、彼らのビジネスもひとまず成功ということになる。 今だから言うが、このいちご園を作るためのお金は、僕がほぼ無利子で貸した。
フレッシュジュースといちごクッキー等も出来るように、マーク島の帰りにジューサーミキサー690Bとオーブン電子レンジ2800Bを買って彼女に持たせた。
今のところ、それを作る余裕も時間も電気もないが、まずは小屋に電気を引いて、規格ハズレのいちごと牛乳とヨーグルトで、いちごヨーグルトシェイクを売るように言ってある。
試作品はこれ。マーク島で飲んだバナナヨーグルトシェイクで彼女が思いついた。これなら、簡単にできる。
彼女のお兄さんが飲んでみて、
「これは売れる!」と言ったそうだ。
来月辺り、またレンタカー借りていちご畑を訪れてみようと思う。
僕の事業が上手く行かなかったら、お兄さんに貸した10倍の費用で20倍の広さの土地を借りて、労働者を使って、いちご園でも経営しようかな?
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Topic : タイ・バンコク
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