いちご畑のお花畑
いちご畑の横に沢山の花を咲かせるのが彼女の夢だ。
1ヶ月ほど前に二人でチャトチャック・マーケットに行って、沢山の種を買った。
それが発芽し、少し大きくなったので、一部を定植した。
今月上旬。ひまわりの発芽。ひまわりは1−3月頃に咲く予定。土は古いココナッツを使用。トレーは農協のようなところで安く売っていることを、農家の彼女は知っていた。
コスモスの発芽。コスモスは短日性なので、普通は7月以降でないと咲かない。日本でもタイでも今が花の時期だ。しかし、短日性が弱くなった品種ではもう少し早く咲く。最も早いものは日本の5月から咲くという。
タイで1−3月に咲かせたいのだが、そのころは陽が長くなっていく最中なので無理かもしれない。どの程度短日性が弱くなっているかにかかっている。
最悪の場合には、いちごが全部枯れた雨期になってやっと咲き出すことになる。こればかりはコスモスのDNAと天候にかかっている。
これは何のタネかわからない。やっぱりコスモスかな?
テントの下なので日光が弱く徒長している。テントの下に入れたのは、日よけではなくて、強い雨を避けるため。
全体はこんな感じだった。人の居場所がなくなっている。
僕が彼女のいちご畑を訪ねた時のひまわりの様子。
ひまわりは1kgほど買ったので(それでも100Bくらい)、これでもその一部だ。発芽は上手くいっている。
日向に移動しているところ。もう根っこが底からはみ出している。
ひまわりは移植を嫌うので、早めに定植した方がいい。
これは別の花。タネの袋がないので何の花なのか分からないが、彼女には分かっているのだろうか?
普通のタイ人なら、すでに分からなくなっているはずだ。
しかし、品種がわからなくなることは、その後の管理にとっては致命的。どんなサイズでいつ頃何色の花が咲くのか分からなかったら、どこに植えたらいいのかも分からなくなってしまう。
ここまでが数週間前の様子。
今日か昨日、いちご畑の中程にある石が置いてある高台に定植したみたいだ。
ただ、これは夜に芳香性の白い大きな花をつける夕顔だと思う。西洋朝顔かも知れない。いずれにしても、つる性で4m以上登るのだが、ここに植えたことからして、多分彼女はそのことを分かっていない。どうするんだろう。
いちご畑の周囲にひまわりを植えたようだ。
間隔が短すぎる。雑草も多すぎるが、それはその内抜くものと思う。それにしても貧相な土壌だ。
一部はココナッツのポットに植えて育てている。
ココナッツとビニールポットは、いちごの苗のために使ってしまったはずなので、これは花のために新たに買ったと思われる。
数が多いので、これだけでも2000Bくらいになっているかもしれない。
しかし、きれいな花に釣られてお客さんが来てくれれば、直ぐに元は取れるだろう。
いちご畑の脇にコスモスを植えたようだ。元気に育っている。
しかし、畑に近すぎる。イチゴが日陰になってしまうし、コスモスが大きくなるといちごに近づけなくなる。
僕が傍にいればこんな無知なことはさせないのだが、イチゴしか知らないのだから仕方がない。コスモスには肥料をやるなと言ってあるが、きっと沢山あげちゃて茎や葉ばかりが茂り、そのうちに倒れていちごを荒らすのではないかと心配。
さてさて、これからどうなることやら。
心配だが、僕の楽しみでもある。
ちなみに、いちごの方は順調に育っていて、早いものはこのように花をつけ出した。3ヶ月後には土が見えないくらいに茂っていることだろう。
僕は植物好きである上に、いとしの彼女が頑張ってやっているわけなので、気になって仕方がない。
もし僕が大失敗して、彼女が大成功したら、彼女に食べさせてもらわないといけないかもしれないし。
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