いちご畑のウォーターシステム

マシュマロちゃんのお兄さんがナコンラチャシマーの高原で始めたいちご畑を見てきた。

あいにく、この日から彼女のお兄さんはチェンマイに戻ったので、彼女とお母さんに会うことが出来た。

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いちご畑は思ったより広かった。304号線沿いではないが、そこから観光客も結構通りそうな脇道を数キロ入った道沿いにあった。グーグルマップの航空写真とストリートビューで見ていたので、初めて来た場所という感じはしなかった。というか、グーグルマップで見たまんまだった。

向こう側に見えるテントが物置兼休憩スペース。休憩と言っても下が土なので昼寝は出来ない。1日12−13時間この炎天下もしくは雨の中で作業している。小さな身体でよくそんな体力があるものだと感心する。僕なら晴れでも雨でも3時間でダウン間違いなし。

マシュマロちゃんは、この数カ月で上腕筋が発達して、立派な力こぶが出来た。

 

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この池が畑の隣にあったことが、この土地を選択した理由の一つ。乾季には雨がほとんど降らないため、水源の確保が非常に重要とのこと。水がなければイチゴは出来ない。

ウォーター・システムとは、ここからいちごの一株一株までの配水システムのことだ。

池の向こう側にポンプが設置してあるのか見える。

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池の水をポンプで汲み上げて、塩ビのパイブで、このように畑中に配水する。

 

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一つ一つの畝に穴あきホーズが張り巡らされていて、このホースから水が株の根本に与えられるというシステム。

写真には写っていないが、移動式のスプリンクラーもある。

このシステムを、2ライ分の畑全体に、マシュマロちゃんと兄とで数日で設置した。この費用で、彼女とお兄さん一家のお金は全部使い果たしてしまった。

 

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今のところ時々雨が降るので水やりは楽だが、間もなく雨が降らなくなるので、このシステムが活かされることだろう。

化成肥料はいちご畑を見に来たお客さんに見せたくないので、水に溶かして、このウォーターシステムを通して与える予定らしい。

しかし、この土地を見て僕は不安になった。

土の質が悪いのだ。

砂岩が砕けた細かい砂のような土壌で、長く空き地としてしか使っていなかったらしい。有機物をあまり含んでいなくて、砂質なのに配水も良くない。天空の村の土の方が黒くて有機物を沢山含んだ肥沃な土で、ここの土より遥かに良い(株に着いてきた土と比較した)。

 

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もう一つ、この場所を選んだ理由が、いちご畑の向こう側に見えるレストラン。この辺りじゃ有名らしく、土日には人でいっぱいになる。そのお客さんに、いちごやいちごアイスクリームなどを売るという作戦だ。

次は、このレストランと畑の間に簡単な小屋を作る予定とのこと。

 

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僕がここについたのはちょうど土曜のお昼時。

隣にありながら、彼女の一家はお金がないので一度も行ったことがないというので、一度くらいはと思い、お昼はそこでご馳走することにした。

イサーンに来たら食べようと思っていた地鶏のガイヤーンとカウニャウは、何故か両方共メニューにはなく、意外にも魚料理が売り物の店だった。お店の人は忙しくててんてこ舞い。配膳は子供。料理は頼んでから出てくるまで30分掛かったが、量と味はとても良く、流行っている理由が分かった。

ここのお客の一部が、これから彼女が作るお花畑に釣られていちご園に来て、おみやげにイチゴを1パックでも買ってくれれば有り難い。何もない道端の畑では、なかなか車は停まってくれないが、レストランならゆっくりするので、立ち寄ってくれる可能性は高い。土は悪いが、立地条件としては案外良い線行っているかもしれないと思った。

 

お昼を食べたあと、僕とマシュマロちゃんだけでカオヤイ方面にドライブに出かけた。

何箇所もいちご畑があって、彼女も驚いていた。何箇所もあるということは、ライバルが多いということになるが、この土地でもイチゴがちゃんと穫れるという証拠でもあるので、僕はほっとした。

その何箇所かのうちで、規模の大きそうな他人のいちご畑を勝手に見学した。

 

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これがそれ。

マシュマロちゃんのいちご畑よりも、遥かに土が良くて、ウォーターシステムもしっかりしている。イチゴの株も大きい。

既に花を咲かせている株もある。

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そのうち、ここの持ち主と思われる女性が、竹と藁で作ったような掘っ立て小屋から出てきた。

ひと目でモン族と分かった。彼女は英語がとても上手だった。マシュマロちゃんは同じモン族とは話がしたくないらしく、下を向いて後ろに隠れていたので、僕が代わりにいろいろと聞いてみた。

要約すると、

  • ここでいちご畑を初めて7年になる。
  • 今年イチゴを植えたのは、1ヶ月半前。マシュマロちゃんより約一ヶ月早い。生育がいいわけだ。
  • 広さは5ライ。今年1ライ追加するので来年は6ライになる。
  • 働いている人は6−7名。
  • 来月から収穫できる。
  • 収穫期には、毎日少なくとも700kgのイチゴが穫れる。

マシュマロちゃん曰く、1kgで最低クラスでも70B。最高クラスだと700Bで卸せる。仮に平均が200Bとすると、1日140,000Bの売上になリ、これが3ヶ月続くと、12,600,000Bの収入ということになる。もしこの計算通りだったら、かつての僕の年収よりもずっと多いことになる。

タイでそんな大金が得られたとしたら、竹と藁で作ったような掘っ立て小屋に住んでいないだろうから、きっと取らぬ狸だろうが、10歩譲ってその10分の1だったとしても、タイでは十分な収入になる。

 

 

 

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Topic : タイ・バンコク
Genre : ForeignCountries

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タイ全土がほとんど赤土で覆われていますね。黒い土の地域は珍しいです。

言っちゃ悪いですが、ハムケンさんの事業よりは有望な気がします。
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