レンタカーでカマ掘り
マシュマロちゃんの新しいイチゴ畑を見に行くために、レンタカーを借りてカオヤイの麓まで行ってきた。
レンタカーはRentalcar.comというサイトでHertというレンタカー会社のものを利用した。概要は以下のとおり。
- 車種: Toyota Vios
- 貸出場所:スワンナプーム空港 日時: 11日土曜日 09:00
- 返却場所;スワンナプーム空港 : 日時 12日日曜日 22:30
- 追加項目: 自車両損害補償制度 , 追加ドライバー(追加ドライバーとは、ドライバーが付いてくるのではなくて、二人で交代で運転する場合、もう一人運転者を追加登録出来るという意味)、免責ゼロにするための保険
- 総額料金: THB3306.75
土日なのでちょっと高くて、レンタカー代は1日1200B。
これに免責ゼロにするための保険が1日約430B(高い!)。この保険の追加をどうしようか迷ったが、最近は悪運続きなので、きっと何かあるだろうと思って追加した。
それが正解だった。
ちなみに、レンタルに必要なものとして
- 予約確認書(ご予約後、72時間以内に弊社よりメールにてお送りします。)
- 有効なクレジットカード (ご登録者(メインドライバー様)ご名義のカードが必要です。)
- 日本の運転免許証
- 国際運転免許証
となっているが、日本の運転免許証については、僕はマシュマロちゃんと2ヶ月前アユタヤに行った時に、財布と現金、クレジットカードもろとも紛失してしまっていて持っていなかった。国際免許証にも、日本の運転免許証も一緒に携帯することと書いてある。しかし、実際は国際免許証だけで良かった。
スワンナプーム空港まではタクシーを飛ばして40分、400B。渋滞はなく予約時間より2時間早くスワンナプーム空港に到着。
予定より1時間半早い7;30に、ナコンラチャシマーに向けて旅立った。
グーグルマップのナビがあるので、初めて行くところでも何の問題もない。
高速を降りて、国道304号に入ると、
「しばらく道なりです。」というメッセージとともに、次の曲がり角まで150kmとある。150kmこのまま直進ということなので、ナビは実際には不要だ。但し、ナビをオンしておくと、現在位置と到着予想時刻が出るので便利。
こんな感じだ。
順調に運転して、後20分でマシュマロちゃんの家に着くという頃、山道でトラックが進まなくなり、大渋滞に巻き込まれた。
たまに5m動いてはしばらく止まるという感じ。暇なので、聞いていたCDを新しいのに交換しようとした時、
「グシャ」と嫌な音が。。。
「あちゃー、釜堀っちゃった!」追突したみたいだ。
見ると別に凹んでなさそう。このまま何もなかったことにならないかと思ったが、相手は車を路肩に停めたので断念した。
相手のタイ人のタイ語は、発音が違うのか何を言っているのかよくわからない。ナコンラチャシマーナンバーなのでイサーン発音だ。英語で話してみると、今度は相手がわからない様子。かなり不満そうだが(当たりまえ)、人は良さそうだったのが不幸中の幸い。
それにしても、
「免責ゼロにする保険に入っておいて本当に良かった!」
車対車の事故なんて、20年もやったことがないが、悪運続きのこの頃。しかも厄病神に会いに行く途中。やっぱりこういう結果になった。
僕がカマを掘った方なので、ちゃんとワイして誤り、保険を使う旨を説明していると、意外にも早く警察が来て、
「おい、どうした? ああそうか、追突か。たいしたことはないな。ここは危険だから、あそこの空き地に移動してくれ」と言って帰って行った。
移動して保険屋に電話すると、やっぱり言葉が通じない。被害者のタイ人に変わってもらって概要を説明してもらった。
「とにかく、そこで待て。保険屋が確認に行く」ということらしい。
高原だけれども炎天下で暑くて仕方がない。
「いったい、あと何分まてば保険屋は来るんだ?」と電話しても
「さあ、私が行くわけじゃないから分からないわよ。多分30分位じゃないかなあ。」との答え。流石タイ。
これが僕が借りたVIOS
なんともなってないでしょう?
これがカマ掘られた相手の車。同じくVIOS。
一見なんともなっていないが、ちょっとバンバーに傷がついていて、バンパー全体が凹んでいる。
暑い中、ジリジリする思いで保険屋を待っていると、別の警官が来た。
「なんだなんだ、どうしたんだ。何、追突?。もう保険屋に連絡したか?、そうかもう連絡したか。よしよし。」
それから車の傷み具合を見て、
「どうってことないな。保険屋待つのも時間の無駄だし、このまま『もういい』ってことにしたらどうだ?」
と示談の支援。
被害者側は、警察にそう言われ、自分は暑くて耐えられないのと、さっきから女から「いったいいつ来るのよ」みたいな電話が何度もかかっているのとで、迷っている様子。しかし僕は考えた。ここで何もなかったことにして、何もなかったことにならなかったらあとが面倒だ。そこで僕は言った。
「いや、僕は保険に入っているし、保険で全部やりたいから保険屋を待ちます。」
その言葉で警察は、
「なんだよ、せっかくお前のために何もなかったことにしてやろうと思ったのに」てな感じで不満気な顔をして帰っていった。
さっきの警察もそうだが、事情徴収するとか、現場の写真を撮るとか、事故証明を発行するとかの肝心なことは何もしない。
保険屋は1時間半程で来た。
ほっとしたが、彼らのタイ語がまた分からない。僕はマシュマロちゃんに電話して通訳を頼んだ。
要約すると、
「あなたは保険に入っているので、保険が全て賄います。あなたはお金を払う必要はありません。但し、事故の原因があなたにあることを認める記述をここに書いてください。英語でも結構です。」
ということだった。
「私の不注意で事故を起こしました。100%私が悪いです。」と書いて終わり。
被害者のタイ人に、「時間を無駄にしてすみませんでした。」と再度謝ると、相手も笑顔を見せた。
これで全て終わり。
30分後には、僕はマシュマロちゃんのイチゴ畑に居た。
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