ガネーシャと真珠
2ヶ月ほど前、ビザの更新のために、チェーンワタナの政府合同ビルに行った時のこと、
政府庁舎ビルの巨大な吹き抜けエリアで、マーケットが開かれていた。
待ち時間にちょっと時間つぶしで見て回るだけのつもりだったが、2つの大きな買い物をしてしまった。
一つ目はこれ。
ビンズーの神、ガネーシャ(Ganesha)。タイでは (プラ・ピー・)カネーと呼ぶ。
腕が4本あって頭が象、牙は一本折れている。
物語はこうである(ウィキペディアより抜粋)。
パールヴァティーというシバの妻でもある女神が、身体を洗って、その身体の汚れを集めて人形を作り命を吹き込んで自分の子供を生んだ。パールヴァティーの命令で、ガネーシャが浴室の見張りをしている際に、シヴァが帰還した。ガネーシャはそれを父、あるいは偉大な神シヴァとは知らず、入室を拒んだ。シヴァは激怒し、ガネーシャの首を切り落として遠くへ投げ捨てることになる。パールヴァティーに会い、それが自分の子供だと知ったシヴァは、投げ捨てたガネーシャの頭を探しに西に向かって旅に出かけるが、見つけることができなかった。そこで旅の最初に出会った象の首を切り落として持ち帰り、ガネーシャの頭として取り付け復活させた。これが、ガネーシャが象の頭を持っている所以とされる。
あらゆる障碍を除くことから、新しい事業などを始めるにあたって信仰され、除災厄除・財運向上でも信仰を集めている。また智慧・学問の神でもあり、学生にも霊験豊かとされる。祈祷を始めとして、あらゆる開始にあたってまずガネーシャに祈りを捧げると良いとされる。
タイは仏教国でヒンドゥー教を信仰しているわけではないが、仏教はヒンドゥー教から派生した一派みたいなものだし、タイ人の多くはこのガネーシャを信じていて、多くのお寺で祀られている(こんな記事もあります)。
僕が買ったのは、高さが60センチ位ある鋳鋼製で持ち上げるのがやっと。15,000バーツもしたのを値切って13,000Bで買った。
これはシーロムにあるインド仏教(とタイ人は呼ぶ。ヒンドゥー教のこと)の総本山で数ヶ月間お祈りされたという曰く付き。
新しい事業を始めるときに、困難を乗り越えて幸運を導くことができるということなので、思い切って買ってしまった。モンが言うには、「これくらいなことをしなけりゃ事業は上手くいかない」ということらしい。
そして今日は仏様の日。本当は毎日お祈りしないといけないのだが、心底信じているわけではないので一週間に一度がせいぜい。
ガネーシャは子供で、ミルクが大好き(僕と同じ)。なので、新鮮な牛乳をあげるのが一番大切とか。それに水とパイナップルとサトウキビとバナナのセット。それから生花だ。
「オーム ピカネーン ナ マ ハーン」と3回唱えて、成功を祈る。
「お金が入って、タイでいい女といっぱい遊べますように。。」
大きな出費をしてしまったのだが、この日は何故か勇気が湧いてきて、もう一つ高価なものを買ってしまった。
それがこれ。
奇岩と007で有名なバンガー湾で採れた白蝶貝の真珠のネックレスとブレスレットのセット。
2つをつなげば長めのネックレスになる。
白蝶貝真珠のネックレスのいいものは、日本では目の玉が飛び出すほど高い。僕の買ったのは玉に少し傷があって、真球度も少し低いが、自然な感じでいい。もちろんタイの一村一品OTOPの5スター。これは政府のお墨付きなので、偽物はまずない(らしい)。
誰のために?それは皆も驚く妻のため。これ本当。
7800Bだったところ、最終日だったのと、タイ人のモンがいたこともあって、一気に4000Bまで下げてもらった。
僕としては痛い出費だが、4000Bでこれだけのものは日本では手にはいらないだろうから良しとした。
僕の葬式の時にでも妻に使ってもらえるだろう。
- Related Entries
Topic : タイ・バンコク
Genre : ForeignCountries