タラート・ノン

 

明日は僕の誕生日。屋上ガーデンで誕生日パーティーを開くことになった。

タイでは、誕生日パーティーは通常主催者となる誕生日を迎えた本人が全部費用を出すのが普通なのだそうだ。

祝ってくれる人たちが、ちょっとしたプレゼントやケーキ、あるいは飲み物や料理を差し入れしてくれることはあるが、基本的にお金は出さない。日本では、誕生日パーティーは普通お祝いしてくれる人が費用を持って、本人はご馳走されることが多いのと対照的だ。

このあたりのちょっとした文化の違いを知らないと、無用な行き違いや誤解を生む原因になる。実は僕は知らなかった。モンが教えてくれた。

そういうことなら、小さいながらも一応会社オーナーなので、あんまり質素なパーティーにする訳にはいかない。背伸びする必要はないが、それなりにご馳走してみんなに喜んでもらわないといけないだろう。

そこで、モンにいろいろ準備すべきことを洗い出してもらった。

  • コップ、お皿、スプーンが全然足りないので買う必要がある。
  • ビールは前日から冷やしておかないと冷えない。
  • 氷を入れるアイスボックスが数個必要。
  • 鍋も小さすぎるので大きいのが必要。
  • 会場の屋上ガーデニングは大掃除をして、テーブルの配置換えをする。
  • 油、調味料を全般的に取り揃える必要がある。
  • テーブルクロスは汚いので買い換えるか捨てる。
  • 料理の材料は当日の午後にタラート・ノンで調達するのが良い。
  • 大きなお釜が必要。

などなど。

準備は本当に大変で、いろいろなところに買い出しに行き、一階と5階を何度も重い荷物を持って上がったり下がったりして、汗だくになったが、その過程でいくつか発見もあった。

まず、屋上ガーデンにあったホコリだらけの棚の中に何かないかと漁ってみたら、いろいろ使えそうなものがザクザク出て来た。

  • 食器類はコップを除いて十分な量が発掘された。
  • 大きな未使用の炊飯器も見つけた。しかも、ナショナルのいいやつ。
  • 欲しかったジューサーも未使用品が出土した。
  • アイスボックスは3つあった。
  • バーベキューセットもあった。これでバーベキューをすることに決定。
  • 大きな鍋もあった。

前日の今日は、仕事を少し早めに切り上げて、この発掘作業を行ったあと、足りないものを必要なものを買い出しに行った。

 

そこで一つ発見。

タイで食用油は何度か買ったことがあるが、日本のものとはかなり異なることに気が付いた。

日本では、コーン油やキャノラー油が主体で、サラダオイルと天ぷら油の二種類があるので、タイで見かける色の薄いのがサラダオイル、濃いのが天ぷら油だと思い込んでいた。

 

IMG 7051

しかし、色の薄いほうは大豆油で、色の濃い方はアブラヤシからとるパーム油だった。

タイ人はこの2つの油を使い分ける。

日本人がよく使うコーン油やキャノラー油は、探せばないことはないが、売り場の片隅に置いてあるだけで、値段も2倍以上するし、一般家庭ではあまり使われていないようだった。

パーム油は飽和脂肪酸の割合が高く、低温になると固化する。日本では、不飽和度が高い(リノール酸やリノレン酸が多い)サラサラしたサラダオイルが好まれるし、夏以外は固化するであろうパーム油は、お菓子や洗剤の材料に使われるだけで、食卓では滅多に使われない。しかし、パーム油は熱帯や亜熱帯地域では多用され、タイ料理を作るならパーム油は必須の材料だ。

ちなみに、サラダオイルとは、0℃5時間にしても白濁、固化しないオイルのことを言うのだそうだ。

 

誕生日パーティーの当日、タラート・ノンに買い出しに行ったら、豚の顔があった。

豚の顔自体は何度も見たことがあるし、豚足を八角を入れて甘辛く煮たものをご飯にぶっかけて食べるカオカームーというよく食べるタイ料理(トムの好物)には、大抵豚の頭を入っているので食べたこともあるが、市場で買ったことはなかった。

IMG 6894

目は笑っているようで可愛いが、口の中を見ると、美味しそうとはとても思えず、気持ち悪い。

しかし、モンはこれ美味しいから食べよう言う。特にビールの摘みには最高なのだそうだ。

日本人はあまり豚の頭は食べないと言うと、どうして食べないのかとても不思議がられた。

ニワトリかアヒルの丸焼きを2羽分買う予定にしていたので、それをやめて、代わりに豚の耳と頭を2kg買うことにした。

IMG 6896

これが豚の耳。切ると中に白い軟骨が見える。

これがこりこりして美味しいのだそうだ。

IMG 6897

豚の頭の一部。ほとんど皮と脂肪ばかりで、肉はあまり付いていない。

 

IMG 6895

2kg買って、包丁でズタズタに切ってもらったら、ビニール袋二袋になった。こんなにいっぱい食べれるのだろうか?

 

それから、この魚。

バラクーダー。南洋カマスだ。

IMG 6898

ダイビングの経験者なら誰もが知っている魚だ。海に潜ると、上層部で群れをなしてじっとしている。

これに襲われると内臓まで魚の頭が突っ込むということで恐れられているが、そんな目にあったタイバーの話は聞いたことがない。

カマスなので白身でさっぱりした味のはずだ。いつか食ってやろうと思っていたが、今日その時がきた。

どれも1メートル近くある。一匹買ったら、1.5kg。1kg80バーツなので120バーツ。太さは10センチもあるので、肉の量を考えたら、日本のカマスと比べてとても安い。

カマスといえば塩焼きだが、こんなに太いのを上手く焼けるとは思えないし、タイ人からは味がないと言われるのが必須なので、塩焼きは止めて、出汁と醤油で煮たスープにしてみた。小骨もなく料理は簡単だった。白身で臭みもなかったので、予想通りの蛋白な味になった。

一部のタイ人に大変好評だった。

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Topic : タイ・バンコク
Genre : ForeignCountries

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誕生日おめでとうございます、豚の耳、日本でも売っているハムの白いコリコリしている部分はそれだと妻に言われた事が有ります。10年程前ですが2人で日本でネームを作った時にも豚の耳を入れて作りました。
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