その日暮し
今、世界で一番リッチなはずのアメリカで、実に8割の人がその日暮らしだそうで、びっくりした。
https://youtu.be/cF165T-jymA?si=FoMogmq3tIQXeHED
夕方になるとお金が無くなって、「カネカネカネカネ」と鳴くセミのヒグラシみたいなので、「そのヒグラシ」と言う。
中国では、共産主義と言っているくせに、日本より遥かに貧富の差が大きくて、多分9割が「そのヒグラシ」だ。
カオヤイやその他の田舎のタイ人は、95パーセントが「そのヒグラシ」で、それが当たり前の人生。
それが良い悪いは置いておいて、横から見ると結構「そのヒグラシ」を樂しんでいるように見える。
そういう僕も、タイに来て事業が上手く廻らなくなってから、「そのヒグラシ」の生活が続いた。運良く、いちご園とフラワーパークが上手く回り出して、「そのヒグラシ」でなくなったのは、その数年間だけだ。
今だって、ライバル(というか真似しっ子)の復興が凄くて、明日にはお客さんが取られて赤字となる可能性があるので、その意味では「そのヒグラシ」かも知れない。
少なくとも、サラリーマン時代のように、毎月の給料を使い切っても来月ほぼ必ず同額が入ってくるという状況よりは将来が不安定と言える。
けれども、僕は今の状況の方が好きだ。
「今日はちょっと儲かったから、美味しい飯でも食べに行こうか」って感覚は楽しい。
良い給料を貰っているのに、将来不安で明るくなれない日本人は、幸せになるのが下手だ。