雪化粧の合掌造り現る
フラワーパークの真ん中ほどに、3軒の合掌造り風白川郷モドキが姿を現した。
基本木造建築だが、屋根付きの下のみ断熱塗装済みトタン屋根材を張った。これは、藁葺が本物の合掌造りのように分厚く出来ないので、雨漏りを防ぐ為にどうしても必要だった。
このトタン屋根の上に竹を縦横に組んで、そこを束ねた葦の足場にして張り付ける。
切妻の部分のみ、本物の合掌造りのように分厚く葦を貼る。
金属はこの屋根下のトタンと木を留めるボルトのみ。
面白いことに、このトタン屋根材は、普通は表が焦げ茶色、裏が薄い灰色で使うところ、裏表を逆ににして使っている。こうすると、屋根裏の金属が暗くて見え難くなる。表側は黒っぽい藁葺にするので、白っぽいトタンの色は見えなくなる予定。
ただ、今は未だ藁葺にしていないので白い色が剥き出しである。
それが、遠くから見ると、まるで雪を被った藁葺き屋根の様に見えないこともないところが面白い。
この合掌造りモドキを僕らの北海道フラワーパークの新しいランドマークになるのを期待している。
あとひと月で完成するだろうか?