悪夢の8月
カオヤイにマシュマロちゃんと7年か8年も居ると、だいたい分かって来たことは、
8月から10月まで、何時も僕とマシュマロちゃんの関係は最悪になる、ということ。
理由は、次期農園のための準備が忙しいし、お金は無くなるし、野良仕事での労働で身体が疲れるからのようだ。
反対に、年末に軌道に乗ってお金が増え出すと、ほっとするのか仲良くなる。
今年は、日本旅行で疲れたのか、その最悪の時期がもう来ている。
どう最悪なのか具体的に説明すると自分でも悲しくなるので止めておくが、言えることは、これは一過性の現象で、時が来れば元に戻る。
タイ人には、男性女性を問わず、その時の感情で一時的に人格が大きく変わってしまう人が多い。
例えば、普段は仏様の様に優しい心の人が、お金に困ったりすると、急に人が変わったように暴力的になるとか、人を騙すとかをする。
普通の日本人から見て、仏様がどうしてこんなに急に狂ってしまうのか理解出来ない。
実際は、その急変は一時的なもので、必ず元のややしい心の人に戻ってくるのだが、そういうのを見ると余計に「あれは何だったんだ」と困惑してしまう。
そんな日本人の友を多く見てきた。
マシュマロちゃんも正にそれに近い。
その点、日本人は少なくとも精神は安定している人が多いと思う。
暗く否定的なまま安定している場合は困ったもんだが。安定し過ぎていて、そこから抜け出せない場合が多い気がするので、タイにでも来て他の人の自由で自分勝手な生き方を見てみたらいいと思う。
一言で言えば、理念ゼロ、感情100世界だ。
まあ、それでいいのだとも思う。
感情を出せずに自分が分からなくなっている日本人には、学ぶことが多いのではないだろうか。