マシュマロいちご園の永久閉園

3月末で、ワンナムキアオのマシュマロいちご園を閉園した。

もう来期はやらない。

代わりに、長いこと住込みワーカーとして働いてくれた[胃のない胎児]を持つ夫婦が独立して引継ぐことになった。

因みに、胃のない胎児だった男の子は大分元気に育って、2年分くらい小柄ながら、幼稚園に通うのが大好きな子供になった。

ワーカーの働きぶりについては必ずしも満足してなかったが、一番長く一緒に働いた仲間なので、引き継ぎに当たり、ショップや超立派な掘っ立て小屋や揚水ポンプ等の一切合切を15万バーツで譲るつもりだった。

だが、その15万バーツが高過ぎて払えないので引き継ぎ不要とのことだったので、ショップと掘っ立て小屋の使える金属部分やスマートボードなどを分解してカオヤイに持ってくる作業を4日間続けている。

ショップの柱は、まだ使えそうなので、そのまま残した。

鉄とコンクリートで作った掘っ立て小屋は、柱のコンクリートを除いて全て撤去した。鉄パイプを全て溶接で組んでいたので、溶接を剥がすのが大変で撤去に丸一日掛かった。

分解して持ってくる鉄の角パイプや屋根材は、新たに作るワーカー用の掘っ立て小屋の材料に使う予定だ。

しかし、いちご園迄の400メートル長の揚水塩ビパイプ、電線、深井戸ポンプは、全部で1万バーツで彼らに譲渡した。更に、トイレと物置部屋、並びにいちご園全体のウオーターシステムは、そのまま無償で彼らに譲ることにした。

ということで、8年前僕らが初めて始めたいちご園は、これで永久閉園となった。

マシュマロいちご園のファーサイというタイ名称はもう使わせない。

引継ぐ元ワーカー夫婦が上手く繁盛させられるかどうか気になるが、どうなろうがもう僕らとは関係ない。多分彼らは上手く行かない。

しかし、ここからマシュマロちゃんと僕らの営みが始まり、今の繁盛に繋がった訳だから、元ワーカー達にも成功して欲しい。

胃のない胎児だった男の子と母親の幸せそうな顔が見えますように。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

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