父の日のフラワーパーク
毎年、父の日の連休はカオヤイに人がどっとやってくる。
だから、毎年のように父の日にその年の売上最高額を記録する。
しかし今年は、カオヤイのいちご園は冴えない。この数週間の高温と雨でいちごが実が余りなってないのだ。少しずつ成ってきたが、大勢のお客さんが取ってしまうので、何時もいちご畑にいちごが無い状態になってしまう。
美味しいいちごが沢山成った2年前の半分にも満たない。ただ、これは気候のせいなので、悔しがっても仕方がない。こういう年は、新年からどっと大量に成り出すものだ。
これに対して、北海道フラワーパークは信じられない程の大盛況で、毎日超満員。
昨日も今日も、朝7時にフラワーパークに行くと、既に何十人も来ている。
開演時間の8時を15分過ぎた時点で、既に駐車場は満車。
10時には、最後方の臨時駐車場や隣のいちご園の駐車場迄いっぱいとなった。
多分、連日3000人を超えるお客さんが来てくれたのではないだろうか。
カオヤイのメイン通りで断トツ一番の人気スポットになってしまった。
お店の売りも凄くて、毎日飲み物は800カップ。アイスクリームは200カップ、いちご大福は160個、ワインは200本以上。どれも専門店を超える様な数。
(それにも関わらず、チキンナゲットとサラパオはさっぱり売れない)
忘れてはいけないのは、フラワーパークの一番の収入源は入場料であること。今期から一人100バーツ(子供は50バーツ)と去年の倍に値上げしたので、一日の売上は凄いことになる。
収入金額の話をするのは好きではないが、多分最高記録だったので将来の記憶の為に書いておくと、1日の粗利益は70万バーツに達した(あくまでも瞬間最大風速だけど)。
ここまで書くとハッピーに見えるかも知れないが、実はその正反対である。
皆疲れてイライラしている。質の悪いお客さんもいてうんざりする。やるべきことが多すぎて、ほっと一息付く間もない。
ワーカー達も、朝7時から午後2時半まで食事なしで働いて、2時半にカップヌードルを5分で喉に掻き込むといった始末。(だから、残業代とボーナスは弾んだ。ムーカタもご馳走した。)
皆が今一番必要としているのは、休息。
これからクリスマス迄、少しお客さんが減ると思うので、順番に休んで貰おうと思っている。
しかし、一番疲れているのはマシュマロちゃんだろう。ストレスで、昨夜も大喧嘩になってしまった。お互いに深く傷付いたので、二人の関係は暫く元には戻れないだろうと思う。
貧乏で頑張っていた頃の方が幸せだった。