俺は倒木に打たれて死ぬのか?

数日前、不思議なことがあった。

それは、僕の身近で大木の倒木に遭遇したこと。

雨季には大木が倒れることが度々あるが、その日は時間的、位置的にとても近い所で、一日に3本の倒木に遭遇したのだ。

初めは朝。新居から職場のカオヤイいちご園に向かって走っていたら、後ろを走っていた車が急ブレーキをかけた。

なんだろうと思ってバックミラーを見ると、後続車の眼の前で大木が倒れて道を塞いでいた。

大木は未だ枝を揺らしていて、今さっき倒れたところであることを物語っていた。

後続車は前に進めなくなり立ち往生していた。

初めは、

「眼の前に倒木が取れれて来たんだな。運の悪い奴だ。」

と思ったが、倒れたのは僕の車が通り過ぎるや否やの出来事だったのだ。

僕は倒木の様子も音も気付かず、普通に走り去ったようだが、その間数秒後に大木が道に倒れて来たらしい。

「考えてみれば、おいらは危機一髪だったのかもな。」

と軽く考えて過ぎて行ったが、その日のお昼頃、用事で新居に戻る為に新居近くの脇道を走っていると、多分ELカフェに向かって前を走っていた車がバックしてきた。

「おい、こんな脇道でバックするな!そんなにELカフェに行きたくなくなったのか?」

とぶつくさ言いながら、バックの車を道いっぱいに避けて追い越すと、目の前は大木の倒木で道が塞がれていた。

やっぱり枝は未だ揺れていて、倒れたばかりかと思った。直径30センチ以上、高さ20メートル級の木らしかった。

幸い、僕の車は丈夫なピックアップトラックなので、少々の倒木くらいなら乗り越えられる。

そうして自宅に辿り着いた。

僕は、電気とインターネットが心配だったが、倒木は電線は避けて倒れてくれたらしい。しかし、インターネットは駄目だった。光ケーブルが倒木で断ち切られていた。

直ぐ側にカオヤイの森林管理局があるので、倒木はたったの1時間程で道の横に撤去された。

でも、インターネットが回復したのは、その24時間後。

それは良いとして、倒木に会った翌日の朝、玄関口でぼんやり山を見ていたら、風もないのに大音響とともに新居の真正面にある木が突然こちら側に倒れてきた。

その木は大木ではなかったし、倒木が道の向こう側に収まったので何の被害もなかったが、

「ひょっとしたら、倒木達は僕の頭を砕きたくて倒れて来たのではないだろうか?」

と思った。

同時に、「普段、行いの良い僕を救う為に、仏様かカオヤイのジャオポーが時間をずらして僕を助けてくれたのか?」

と思いたくなるような出来事だった。

お祈りもせず、行いも悪かったら、僕はタイで倒木に頭を打たれて死んでいたかも知れない。

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Comments

Re: No title

これは何か悪いことが身に迫っている予兆らしい。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

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