日本の検疫に関するゴタゴタ
スワンナプーム国際空港には、午後2時に着いた。
3時がPCR検査の予約時間だったので、十分時間があると思っていたが、何処を探しても、予約した検査場が見つからない。
インフォメーションのお姉さんに聞いて見ると、「この名前の施設は空港内にありませ。」と仰る。
ちゃんとスワンナプーム空港にあると書いてあったし、予約証も持っていたし、お金も5500バーツも払済だったので、無いとはいったいどういうことか?
「やばい!帰国出来ないかも!」と焦るハムケン。
PCR検査の施設に電話すると、
「空港一階の7番出口と8番出口の外に受付があります。」と教えてくれた。
「なんだ! 空港の中じゃなくて外か」
2時45分にそこに行ってみると、3時まで休憩時間とのことで、施設は閉じられていた。
それならば、トイレにでも行ってこようと思い、トイレを済まし少し休んで、3時に受付に行くと長蛇の列。3時予約なのに自分の受付順番が来たのは3時40分。
そこで受付の人は、驚くことをぬかした。
「貴方の検査場はここではありません。」
「えっっっっ、じゃ何処よ?」
その受付の人が、予約した検査場に電話してくれた。
驚いたことに、検査場はスワンナプーム空港内にはなく、そこからタクシーで約15分の所にあるのだそうだ。
検査場の人から場所をグーグルマップで送って貰って位置を見たら、軽く空港から10kmは離れていて、Wスワンナプーム空港にあるなんて、どうしたらWebの案内に書けるのか呆れた。
地図上の場所は分かり難く、タクシードライバーはグーグルマップ!い不慣れだったので、検査場の人からタクシー運転手に道を伝えて貰う必要があった。
検査場に到着すると、そこはドライブスルーの検査場だった。
その時既に4時半になっていた。
車を降りずに鼻孔と喉の二箇所から細胞を擦り取って検体採取は直ぐに終わった。
住所指名、電話、LINE情報、パスポートのコピーを取ったら、もう空港に戻っていいと言う。
結果が出次第、報告書と日本政府対応の陰性証明書をPDFで送ってくれるらしい。
RT-PCR迅速検査は3時間の予定だったから、7時半頃には結果が貰えることになるので、9時半の飛行機には何とか間に合いそうだ。
タクシーで空港に戻ったら5時。
タイ・バーツの持ち合わせが全然ないことに気付き、お昼にタニヤで交換した日本円の一部をタイ・バーツに戻すというお馬鹿なことをしていると、丁度6時に結果がLINEで送られてきた。予想よりも早く安心した。
結果はもちろん陰性だった。
早速、MySOSに結果を入力し、送られ来た日本政府書式の陰性証明書をアップすると、約1時間後の7時に承認されて、MySOSが緑色に変わった。
これで日本行きの飛行機に乗れるし、日本入国も出来るはず。
しかし、ANA カウンターに行ってみると、そこだけ長蛇の列。
MySOS申請をしてない人、緑でない人などの対応のせいだと思うが、ちっとも進まない。
僕が手続きを終え紙の搭乗券を受け取ったのは搭乗開始時間の45分前の8時半だった。
カウンターまで来て初めて気付いたが、MySOSが緑でオンラインチェックインが済んでいる人向けの別の列があってガラガラだった。ガラガラ過ぎて長蛇の列の後ろからでは遠過ぎて見えなかったのだ。
ついてないハムケン。
それから忘れちゃならないリエントリーパーミットを1200バーツ払って発効してもらい、長い距離を歩いて搭乗口まで行くと、もう9時になっていた。
結局、夕ご飯を食べる時間も取れないまま搭乗。
飛行機はほぼ定刻に飛び立った。
スワンナプーム空港に着いてから7時間半も掛かった。
まあ、間に合って良かったが、予想以上に時間が掛かった。
陰性証明書とか3回のワクチンとか、もうやめて欲しい。
6月か7月にはなくなりそうな気配だが。
やっぱり当日にPCR検査するのはちょっと危険。タイの安くて早い定性的抗原検査ATKだけで良くなれば良いのだが。
❖ ❖ ❖
定刻の朝5時半に羽田に着くと、書類のチェック等で時間が随分掛かった。1km以上歩かされたのではないか。
乗車前にPCRやってるのに、羽田空港では全員唾液による抗原検査が行われた。どちらかが不要だと思うがどうなんだろう。
唾液検査の結果待ちは30分ほど。
結局、税関を出たのは到着から1時間半後の午前7時だった。
ゴールデンウィーク中は2−4時間だったそうだから、まだマシな方か。
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