生贄を精霊に捧げる:再び

カオヤイいちご園では、ここ数年不幸なことが何度があった。

僕の交通事故、住込みワーカーのB型肝炎ウイルスによる死、今年の住込みワーカーの子供の大やけど。

他にも、大やけどの父親も、皆でムーカタを食べてから胃が痛くなって、それが2週間も治らず、しゃっくりが収まらず、今月は全く働けなかった。

働き者だった彼がこんな風になったのは、実は始めてじゃないらしく、2年前もやっぱりムーカタを食べてからおかしくなったらしい。その時は6ヶ月間寝込んだらしい。いろんな病院に行って検査しても原因が見つからなかった。

実は今回、僕は僕の費用でバンコク病院に彼を連れて行ったが、コロナのために医師と話せず、1時間の抗生物質の点滴とプロトンポタシウムATPase阻害剤を投与されただけだった。

患者hはそれで良くなったと言うので、医師は単なる胃炎と判断して診療は終わったが、それから一週間経っても一向に良くならなかった。

そこで、僕らはコラートの大病院マハラートに連れて行ったが、結果は同じ。彼は良くならなかった。

僕は、胆嚢炎だと思ったが、その検査は行われず、彼は更に一週間寝込んだ。

一連の出来事で、彼の家族や周りのモン族が思ったことは、

① 一連の不幸は土地の精霊の仕業である。

② 現代医療では対処出来ず、モン族の占い師のお祓いと、土地の精霊を怒りを鎮める必要がある。

とても僕には理解出来ない事だが、こうした精霊信仰を頭ごなしに否定するのも適切とは思わない。

ともかく、モン族のワーカー達は、カオヤイ農園の土地の精霊を鎮める必要があるという信念で、新しくて豚を買ってきて、皆で精霊に捧げた。

今回はモン族は皆真剣だった。

体重は誰も知らないが、先日生贄にした豚より僅かに小さい程度。

けれども、価格は安くて4万バーツだったそうだ。なんでそんなに安くなったんだろう?

この豚とお祈りの為の備品とビール代は、全部ワーカーの出費で、僕らは一銭も払っていない。

このあと、お祈りと屠殺があったが、今日はその部分はカット。

こちらが、生ラープ。タイ人でも滅多に食べない。

生肉と鮮血とハーブを叩いて混ぜただけの物。

辛いがめちゃめちゃ美味しい。

臓器の部分は煮てから加えている。

こちらは普通の煮物。辛いのと水煮だけのニ種類。

こちらは炒めもの。

これは、生ラープを軽く炒めた物。

これなら皆食べられる。

子供の側でお湯を沸かした母親の不注意が悪いんじゃなくて、精霊の悪戯のせいと思っている。

胃が痛くてしゃっくりが止まらない旦那も、精霊によって苦しめられたと思っている。

そして、今日の生贄で、精霊は鎮まり、もう不幸なことは起こらないと信じている(or 願っている)。

本当なら有り難い話だ。

精霊なんて何の関係もないなら、生活習慣を変えない限り、不幸はきっと繰り返す。

発情したカメレオンがケケケッと笑った。

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