3回目のワクチン接種
今日、3回目のワクチンを接種してきた。
しかし、ここまでに紆余曲折があった。
まず、僕は去年の8月と10月に日本から無償提供されたアストラゼネカ製のワクチンを2回受けていた。
3回目はファイザーかモデルナのワクチンを打ってもらえる話があったが、何時まで経っても連絡が来なかった。
一方、マシュマロちゃんは今までに中国シノファーム製のワクチンを2回接種したが、中国製ワクチンは効かないんじゃないかという不安があり(実際効かない)、昨年かなり高額でモデルナワクチン6回分をバンコク病院で予約購入していた。
しかし、それが今年になっても入荷して来なくて、3月になってもまだ無いという。殆ど詐欺に掛かったとしか思えないが、もう待ってられないということで、2週間ほど前にワンナムクアオの診療所に行って、ワクチンの予約を申し込んだ。
その時、今日火曜日に予約分が打てるということだったので、今日ワーカー達7人を引き連れてワンナムキアオに行ったのだった。お店を人に任せて1時間半掛けて行ったのだ。
ところが、保健所に電話すると、ワンナムキアオ病院に沢山ワクチンがあって打ってもらえるから、そこに行けと言われた。病院に行ってみると、数十分前に来た人を最後にワクチン在庫が無くなったという。(僕らより20分早く来ていたマシュマロいちご園の住込みワーカー2名はワクチンを打てた。)
僕らは一週間前に予約したのに、どういうことだと言い寄ったら、その予約情報が保健所から病院に来てないから知らないという。
流石タイランド。
日本じゃ滅多に起こらない事だが、予約とかアポイントメントに関しては、90%守られないのがタイ。
それは、個人間でも企業間でも同じだ。
タイにはアポイントとかスケジュールという概念自体がないのだと思う。
僕はタイに9年住んで、そういうことにかなり慣れてきたので、この際地団駄踏んで悔しがるのは止めて、ワンナムキアオに遊びに来たんだと思い直し、妹さん夫婦のいちご園を訪ねた。
そしたら、妹さんが言うには、
「今、セントラルコラートに行けばで、毎日予約無しでファイザーのワクチンを打って貰えると誰かが言っていたよよ。」という。
そういう情報を僕らの誰も知らなかったのは問題だが、ネットで調べてみると確かにそう書いてある。
そこで、「どうせ遊びに来たことになったのだから、ダメ元でセントラルコラートまで遊びに行ってみよう!」ということになった。
行ってみると大勢がワクチンを求めて来ていて、僕らも受付番号票が貰えた。
僕らの待ち番号は3770番だった。
こりゃ駄目だと思ったが、スタッフは「全員分打てます」と言う。
スタッフの数も凄い。数えてはないが、多分100人以上居た。パソコンを打つ人、ギョウレツを整理する人、資材を運ぶ人、ワクチンを打つ人を全部合わせると200名くらいたかも知れない。
1時間半くらい待たされたが、僕の順番が来た。
外国人に無料で打ってくれるのか疑問だったが、外国人でも関係ないみたいだった。関係あるのは、今までに何時どんなワクチンを打ったかということ。
僕はパスポートと今までの2回のワクチン接種証明書を持っていったので、それでパス。
スタッフの手順は良く統率されていて、混乱することなく、次次にワクチンを打っていった。
ちょっと感心した。
しかも、外国人もタダ。
接種証明はスマホのアプリで自動的に送られてきた。
ワンナムキアオとはエライ違い。
タイらしくないが、兎も角見事だった。
ファイザー4回目の人も大勢居た。
毎日、やってるそうだ。
証明書はこんな感じ。
この証明書が日本等外国で通用するかどうか不明だが、タイ国内はこれでOKだ。
あっ、コラート最大の公立病院マハラート病院だったんだ。