悲劇的な事故

いつか起こるんじゃないかと心配していた事故が現実のものになった。それも悲劇的に。

カオヤイいちご園の住込みワーカー夫妻には、可愛い女の小児が二人いて、いつも元気に跳ね回っていた。

昨夕は暑かったのに、冷たい水での行水は可哀想と思い、子供が遊んでいる近くでお湯を沸かしていた。

10リットルのお湯が沸騰している矢先に、その子供(確か3才)が後ろ向きに進んで、湧いているお湯の中に背中から落ちた。

悪夢のような悲劇。

子供は、背中を中心に皮膚が剥けてぐったりしていた。僕の瞬間的見立てでII度の熱傷が45%くらいか。

その時、僕らは家でお風呂から出たところだったが、現場に駆けつけて、子供の様子を見て直ぐに救急車を呼んだのだった。救急車は隣のテーサヴァン(市役所)に居るのだが、5分しても来ないので、僕はテーサヴァンまで走ったら、途中で救急車とすれ違って、今度は逆に救急車を追い掛けて誘導した。皆は自家用車で病院に連れて行こうとしていたが、それを阻止して救急車にしたのだった。(こういう時は時間との勝負なので)。

僕は病院内の様子は見てないが、治療チームは火傷の部分を水でよく洗い、剥けた皮膚を剥がし、軟膏を塗って、無菌室で生食の点滴を始めた。ネットで見た緊急処置法通りだ。

今朝、様子を見に行ったが、無菌室だし、コロナもあって、病室には入れなかったし、面会謝絶だったので会えなかった。母親のみ、一日3回まで接することが出来るらしいが、その度毎にシャワーで全身を洗わないといけないとのこと。

幸い子供はショック状態にはなってなく、生命に別状はないと思うが、まだ火傷の深さと面積ははっきり分からないので、今後の治癒がどう進むか未知数だ。

不幸中の幸いで、顔、頭部、胸の上部は火傷してない。背中が一番酷く、両足、お股、お尻がやられた。手の指は見てない。

娘の年頃になる頃、綺麗な皮膚になっていれば良いが、傷跡は残るだろうと思う。

あんなところでお湯を沸かした親の不注意がいけないが、不運というか災難としか言いようがない。

可哀想で昨夜は眠れなかった。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

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