電気モーターポンプを設置
この辺りの井戸水は、清涼で年中枯れることはないのが利点だが、カルシウムが多過ぎるのが欠点。大体300ppmあって、ヨーロッパのミネラルウォーター並み。
それだと、飲み水や僕らのいちご栽培には向かない。
地面の土に植えた花の水遣りには使えるものの、ずっと井戸水ばかりだとカルシウムが結晶してきて良くない。
そこで、ラムタコーンというカオヤイ国立公園から流れてくる沢にガソリンポンプを設置して便利に使っていた。(この沢の水は、純水に近い。カルシウムは60ppm以下。)
ところが、予想外の事態になった。
それはガソリン代の高騰。
当初は電気モーターのポンプの電気代よりもガソリンポンプのガソリン代の方が安いと思っていたが、とんでもない間違いだった。
今じゃガソリン代が高騰して、毎日1000バーツ要するようになってしまった。それだと、一ヶ月で3万バーツになってしまう。
そこで、この度ラムタコーン迄新たに電線を引いて、3馬力の大きめのモーターポンプを設置した。
と言っても、僕とワーカーがやったのではなく、この場所の井戸ポンプを設置してくれた技術者に全部頼んだ。
注文通りの素晴らしいポンプが設置できた。
右側のが今まで使っていたガソリンポンプ。
左側のが新設の電気モーターポンプ。
設置台は技術者が僕から鉄パイプだけを持って帰って家で作って来た。鉄パイプをボルト締めしただけの僕が作ったガソリンポンプ用の台よりも、ずっと頑丈でポンプが盗まれないように出来ている。
水取り入れ口は、4メートル程下の川の中(雨季だと1メートル下)。今は水も澄んでいて良い感じ。この水量だと、少なくともあと一ヶ月は涸れないだろう。
これから電気代は上がるだろうが、近く高圧線からのトランスを設置するので、その後は電圧低下も無くたっぷりと電気が使えるようになる。(今の状態だと、220Vの電圧が、すぐに207迄下がってしまう。モーターやコンプレッサーには痛手。こういう電気不足は、タイの田舎の日常的現象。)
ガソリンポンプも取り除かず設置したままにしているのは、停電やモーター故障の際に使えるようにする為。
なにしろ、雨季までは水が切れたら数日でいちごも花も駄目になってしまうから。
フラワーパークだけで、ポンプ5台になった。
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