暑い理由
今でこそ、沢山のいちごが成って、小粒で完熟した一番美味しいいちごが取り残されて傷んでしまう程になったが、今期の成り始めは本当に遅かった。
いちご園も7年になるが、多分今期が一番遅かったのではないか?
通常だと11月末からクリスマスまでは、それ程多くはないものの、多くのいちごが成っていた。
これが今期はとても少なく、せっかく来てくれた常連客をがっかりさせてしまった。
いちごが成り出すのが遅れた理由は、明らか気候のせいで、僕らのいちご園だけじゃなく、カオヤイ・ワンナムクアオのいちご園だけじゃなく、更にはチェンマイの天空の村のいちごですらなり始めは遅かった。
いちごの花芽が出来るのは、品種にも依るが、普通は20℃以下が必要条件。出来れば最低気温が18℃以下になって欲しい。
しかし、それが今年は遅れた。
今年は寒期が無かった、と言う人さえ居る。
では、何故今年は気温が下がらなかったのか?
その理由をマシュマロちゃんはこう言った。
「今年は日が暮れるのが何時もより遅くなった。だから気温が下がらなかった。」
それを聞いた僕は、彼女の顔を見て、
「そんなことがあるわけ無い。馬鹿じゃ無いのか?」
とマジで思った。
地軸が傾くか、大陸が移動しない限り日没の時間が変わることはあり得ない。そんなことは、1万年くらい経てばあるかも知れないが、1年で起こる訳がない。
しかし、マシュマロちゃんは自分の考えが絶対正しいと信じている。
そう言う僕も、なんとなくだが、去年よりも日が暮れるのが遅くなったように感じる。
ニュースでは、地軸じゃなくて磁軸が急にずれ出したとある。
磁石つまり真北の方向がこの数年加速的にずれて来たらしい。
磁軸反転、つまり北と南がひっくり返ることは、急速に起こる様で、過去に何度も起きている。
それが現代に起きたら、核戦争や巨大隕石によるディープ・インパクト以上の大惨事になるだろうから、そんなことが今起こっているとは思いたくないが、絶対に有り得ないとも言えない。
無論、磁軸がずれるだけで日没が遅くなる訳じゃない。
マシュマロちゃんの予測が正しいかどうかは気象データを見れば分かるだろうけど 面倒くさいのでやってない(正しい訳ないので)。
だけど、近年、有り得ないことが多く起こっている。
UFOは本当にいるみたいだし、反重力の技術もアメリカは既にその技術で円盤を飛ばしている。
その民主主義のリーダーだったアメリカが、全体主義、共産主義に傾き出した。
中国共産党がナチスドイツ以上の狂気を発揮し出した(もう直ぐ自滅するだろうけど)。
ドミニオンは封殺されてオミクロンは大賑わい。