便所の悩み解決編
貴方は信じられるかい?
女子トイレが毎日詰まって、1日に2回バキュームカーに汲み取りに来て貰わないといけないなんて。
女子トイレは、自動水栓のが2つあるが、お客さんが多くて何時も長蛇の列。
ウンコとシッコだけなら良いが、靴に着いた泥をトイレットペーパーを半巻も使って拭き取り、それを便器の中に捨てる。
お尻の穴やマンコで汚れたお手手を、トイレットペーパーぐるぐる巻にして拭いて、便器の中に捨てる。
用が済んだら、臭いのが恥ずかしいので、水を何度も流す。
それで、下水管は詰まって、逆流したウンチがパンツやスカートに押し寄せて、下半身が糞まみれになる。
「ざまあみろ」と言いたくなる境地。
(実際その場面を見ると、気の毒で土下座したくなる)
十分に大きいはずの下水タンクは直ぐに満杯になり、バキュームカーを呼ぶしかなくなる。
そこまでは許す。
だけど、朝バキュームカーで下水タンク空にするまで吸い上げたのに、午後2時にまた満タンになるのは許せん!
どう見ても異常。
と言っても、直ぐには直せないし、直ぐに使えるようにしないとお客さんがとても困るので、毎日2回、2000バーツも費やす日が2週間も続いた。
「大きな下水タンクを新設するしかない!」と分かったものの、時は年末年始で下水タンクを掘ってくれる人がいない。
我慢に我慢を重ねて、今日本日、でかい下水タンク用の大穴を掘ってもらうことが出来た。
地下2.6メートル、幅3メートル、長さ4メートルの穴。
コンクリート管で出来た2番目の下水タンクの中腹をブチ破って、ウンコ水がその大穴に流れ込む用にした。
大穴は掘っただけで底も横も土のまま。
だから、地下への浸透もバクテリアによる分解も速い。
流石に穴のままだと臭いし、万一人が落ちたら、悲惨過ぎて誰も助けて挙げられないので、一応コンクリート平板で蓋をした。
これで人が乗っても落ちることはない。車が乗ると落ちるが。
シャベルカーでの穴掘り代が3000バーツで済んだが、蓋のコンクリート平板で6500バーツも使わされた。
でもでも、これでもう二度とトイレが満杯になることはないのではないだろうか。少なくとも一ヶ月は汲み取なくても良いと思う。(但し、雨季はどうなるか予測不能)
先のことは不透明だが、多分問題解決したと思えたので、僕は大満足。
4インチの下水管がトイレットペーパーで詰まる件は、トイレットペーパーをトイレに置かないことで対応する。
トイレットペーパーが置いてないトイレなんて、日本人には許せないが、タイ人なら水さえあれば問題なく出来る。そもそも、普段トイレットペーパーなんて使わない人が7割。問題があるなら自分のバックの中のティッシュを使ってくれ。
僕がトイレ行く時は、トイレットペーパーを持参することにする。
(トイレットペーパーを沢山配置しておくと、それを盗んで自分のバックにしまい込むタイ人も多い。トイレットペーパーはカオヤ手やテーブルも耽る貴重品袋なのだ。)