マシュマロいちご園の今
このところフラワーパークが忙しくて、ワンナムキアオのマシュマロいちご園ことファーサイに行ってなかった。
マシュマロちゃんは10日に一度くらいマシュマロいちご園に行って、そこで働いているお母さんの様子を見に行っていたが、僕はほぼ2ヶ月も行ってなかった。
新年明け3日の今日、疲れて働く意欲がなくなったので、ワンナムキアオの様子を見に行ってみた。
マシュマロいちご園も、カオヤイのいちご園と同様いちごがほとんど成ってなかったが、カオヤイよりは幾らか多い感じだった。
ここがこんな状態ということは、カオヤイ、ワンナムキアオ地区でいちごが成っているところはないだろう。
今年こんなにもいちごが遅い理由は気候にある。寒い時は最低気温が16℃位まで下がるようになったが、雲が多い日は20℃を下らない日が何日も続いたし、11月12月に暖かい日が続いたので、花芽形成が遅れたせいと思われる。
こういう時は、2月には一気にどっと沢山なると思うが、いちごが高く売れるシーズンが不作だったので、何処のいちご園も儲けが少ないまま年を超えてしまったようだ。
その点、フラワーパークを始めて稼ぐことが出来た僕らは幸運としか言いようがない。
久々にマシュマロいちご園に来てみると、そこは綺麗な花と長閑な雰囲気に満ちた居心地の良い場所だった。
僕とマシュマロちゃんは、7年前にここでいちご園を始めた。そういう意味で感慨深い大切な場所であるが、来期もやれるかどうかかなり疑問だ。住み込みワーカーに任せられるようになれば良いが、彼らには自分で考えて改善改良していくことは出来そうにないので、マシュマロちゃんの大御所兄貴か妹夫婦に譲るのが妥当のように感じている。
それにしても、随分時が流れた。
ここのショップは3軒目。一緒に建てたワーカーの一人はC型肝炎で死んでしまった。住込み用掘っ建て小屋は4軒目。ここに住んだ人は、全部で何人だったのか思い出せない。
初めの頃は、花のピラミッドを作ったり、雪だるま人形を作ったり、サンタクロースになったりして、貧しいながら楽しかった。
早期退職してタイに来た頃は、自分がタイでこんな事をして暮らすなんて夢にも思わなかった。
人生はどうなるか分からないものだ。
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