井戸が使えた!

ちゃんとウォーターシステムが出来るかどうかが、フラワーガーデンが思惑通り運営出来るかどうかを左右する。

新しいフラワーガーデン予定地では、

① カオヤイの山からの沢:ラムタコーンからの水が問題なく使えるか。

② 井戸がちゃんと使えるか。

を確認しないといけない。

そして、今回は長く使われていなかった井戸システムの再建を試みた。

先ずは、見付けた井戸を作った業者を土地のオーナーから教えて貰った。

その業者に、井戸を再度使えるようにしてくれと頼んだ。

いやあ、やっぱり専門家は凄い。全てを知り尽くしている。

今朝、電気業者と井戸業者が、作業を開始した。

まず、井戸屋さんが凄かった。

到着後30分で、井戸の深さと水位を編み出し、高圧空気を送り込んで、水が湧き出すのを確認。同時に井戸を洗って溜まった泥や砂を洗い流した。

それから、買うべきポンプや配水管のサイズと量等を正確に割り出し、電話で専門店に準備させ、あとはそれを取りに行くだけにしてくれた。
やっぱり、専門業者に頼むのが正解だと痛感した。

彼らに払うお金をケチって、前部自分でやろうとすると、何度も部品を買い足したり変更したりして、安物買いの銭失いになるだけだった様だ。
更に重要なのは、プロに頼まないと大切な時間を無駄に費やす結果になる。

初期検査の結果で分かったことは、井戸の深さは25メートルで、この辺りの井戸としては非常に浅かった。

ライバルのいちご園の井戸は50メートル掘って水は出たが、水を汲み出すと直ぐに水が涸れたので、200メートル掘ったけれど、結局2時間半毎に水が湧き出すのを待たなければならなかった。彼らは20万バーツも費やしたのに。

これに対して、僕らの井戸は深さは25メートルだが、水位は僅か地下5メートルしかなく、幾ら汲み出しても決して枯れない井戸なんだそうだ。

近くに(500メートルくらい?)、有名な天然湧水プールがあることで分かるように、その辺りは特に水が豊富なのだそうだ。

水深が深いと、どうしてもカルシウム濃度が高くなるが、浅井戸の場合はそれ程でも無いという。

本当なら、有り難い話だ。

電気屋チームもクレーン車を率いてやって来て、500メートル離れたオーナーの減圧施設からポンプや太いアルミニウム電線を引いてくれて、お店までの伏線と、その為高さ10メートルもある電信柱や、電流メーターとブレーカーを3つ設置してくれた。

僕らが自前でやるような、背の低い丸太の柱に釘とアルミニウム針金で作った素人臭い設備とは似ても似つかない電気専門業者の仕事だった。








ポンプも電源、自動給水器、清水2トンタンクも設置して、いざ井戸のポンプを動かして見ると、






出ました清水!

1分80リットルの速度で、2時間汲み出しても、水量の変化なし。

井戸から260メートル離れた蛇口を捻ると瞬時に水が勢いよく出て、蛇口を編めれば配水ポンプは自動的に止まる。

配水ポンプに提供する清水タンクの水位に依り、井戸ポンプが自動的にオンオフするようになっていて、蛇口を捻る以外に僕らはやることがない。

こんなことは、日本の水道になれた人にとっては「あたり前田のクラッカー」だが、タイの田舎では自前の工事が必要なことで、カオヤイ農園では未だに一部しか達成されてないことが僅か一日で完成した。

井戸ポンプや配水自動ポンプ、配水パイプ、電線ケーブル等、必要な資材は彼らが選んで、僕がお店で買った。合計約55000バーツ。

彼らの7名の労賃と車代を含めて、トータルで約70000バーツの出費となったが、自分じゃ出来ないだろうことが一日でできた訳だし、多くの工夫や手間を掛けて貰ったので、ボラれた感はない。

寧ろ、彼らの経験と感のお陰で、随分得をさせて貰ったし、勉強になった。

仕事の出来る真面目な技術者に会えて、僕は良い気分になれた。

やっぱり、プロの力を使うべきだと今更の様に痛感した。

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Comments

Re: No title

富良野のラベンダー園にあやかって、北海道の名前を出して、花以外に北海道の物を輸入して売れば、日本に行かなくてで買えるということで売れるんじゃないかと企んでます。少しづつ商品を増やしてゆくので、いきなり流行ることはないでしょうが。

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