一年前のあの日
僕がバイクに跳ねられて意識不明になった日から今日で一年が経った。
あの時の事はあまり覚えていないが、マシュマロちゃんは車に跳ねられそうになるのに倒れた僕に走り寄り、僕が死んでしまうと思ったらしく、狂ったように大泣きして、その後病院で必死にお金を工面して僕を助けようとしたと聞いている。
あの時、僕らはいちご園開店直後で、本当にお金がなかった。
数ヶ月前、今期もお金が少なくなった時、
「また今度あんな事になってお金がなかったら危険なので、最低限一定以上のお金は銀行に残すようにしないといけないね。」
と話し二人で話し合った。
そして、今期に残金が残り少なくなったので、日本の僕の退職金の残りから二百万円超のお金をタイの銀行に転送して危機に備えた。
それなのに、今年の開店直後の今、やっぱりお金を使い果たして残金が僅かになってしまった。
これから1~2ヶ月間は、重大な事故や病気に会わないように十分気を付けないといけない。
それにしても、あんなに沢山あった退職金が(訳者注:真っ赤な嘘)、年金支給開始前にまさか残り少なくなるなんて夢にも思わなかった。
財政面では、確実に最悪の道を進んでいるのは確かだ。
お金が十分溜まって無いくせに、カオヤイの土地を買ったのが失敗だったかも知れない。
でもまあ、
人生なんてお金じゃない。
いいじゃないの幸せならば。
と思うしかなないこの頃でした。