溜池の水抜き大作戦
僕らの溜池は台風11号の雨でほぼ満タンになって、ポンプが水没してしまった。
青い塩ビパイプの先の下にポンプがある。
水没はポンプのモーターだけじゃなく、単相を回す為の電源ユニットと、その上のブレーカー迄水没した。
この状態で電源を入れると、池全体に漏電して危険なのと、ポンプの電気ブラシが壊れるので使えない。
ここの電源と、更に離れたラムタコーンという沢にあるポンプは、共通の電線を使っているので、沢のポンプまで使えなくなっていた。
そうすると、花の苗やいちごに水やり出来ないのと、住込みワーカーが食器洗い、シャワー、トイレ流しが出来なくなるので、非常に困る。
それだけじゃなく、水没が数日続くと、モーター内のいろんな場所が錆びて短絡して二度と使えなくなる。
だから、なんとしても溜池の水をポンプの下迄抜かないといけない。
しかし、どうやって?
結局、4人で5時間かけて、長い塩ビパイプを使って池の水をサイフォン式でより低い位置に落とす仕組みを設置した。
2インチの太い塩ビパイプから勢いよく水が排出されたのに、丸1日で池の水位はわずか5センチしか下がらない。
自然蒸発と地下への浸透があるので、多分1~2日でポンプの下迄水が抜ける見込み(途中で大雨が降ると水の泡)。
こんなに水位が上げることを知っていたら、事前にポンプを退去しておけたのに。
増えた水かさの池に何やら魚の気配が。既に5匹の雷魚が住込みワーカーに釣られて食われたが、小さいのがまだ沢山いそうである。
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