他人の子供でも嬉しい彼女

モン族の知り合いで、去年ワンナムキアオでいちご園をやった女性が子供を産んだと聞いて、マシュマロちゃんは居ても立ってもいられなくなって、公立のパクチョンナナ病院に面会に行った。

その前に、新しく出来たBigCで、赤ちゃん用品をどっさり買って。

病院は何時も患者と見舞客でごった返しているのに、この時は何故か空いていた。先週は新生児だらけだったそうだが、どうしたことだろう。

この病院には、胃のない胎児やB型肝炎で急死したワーカーの為に何度も来たことがあるが、こんなに静かで平和な病室は初めて見た。

例によって、マシュマロちゃんは赤ちゃんを取り上げて、見舞いの2時間の間ずっと抱いていた。

赤ちゃんは4日前に産まれた。だが、帝王切開で産んだので、まだ母子とも退院せずにいた。

見るからに普通に健康な女の子のようで、きっと育児は楽ちんだろうと思った。

お母さんは30歳超えだが、初産である。

前の旦那と結婚して10年間子宝に恵まれず、約立たずな嫁と言うことで捨てられた。

一昔前の日本でもよくあった話だ。

捨てられたモン族の女は、パクチョンのイサーン男と結婚して、この度子宝に恵まれたという訳。つまり、不妊の原因は女性側ではなかった訳だ。

旦那は他の女を作って再婚したが、恐らくは子宝に恵まれないままだろう。

今回の子供の父親であるイサーン人は、とても真面目で働き者で好感が持てる人だ。

彼は、大御所兄貴の売れなくなったいちご園を借りて、モン族の妻と二人でいちご園経営に挑戦した。いちごは上手く育ち、いちご園は流行ると思ったのに、何故か全然お客が入らなかった。恐らくは大御所兄貴が駄目だったのと同じ理由で駄目だったのだろう。その理由は僕にもよく分からないが、多分位置と風景が関係する。

ともかく、全財産を掛けて挑戦したいちご園で、全財産を無くした不運なカップルだった。僕らも彼らを気の毒に思い、いちごをジャム用に買ってあげたりしたが、どうすることも出来なかった。そのうち、スリップスという虫に襲われて彼らのいちご園は、まだコロナが来る前に全滅してしまった。(全財産と言っても日本人から見たら大金じゃない。貧乏が貧乏に戻っただけ。)

一時は奥さんが暗く沈んで鬱状態だったが、子宝に恵まれて明るくなった。

だから、モン族とはいえ、特にマシュマロちゃんの親友でもなかったけれども、マシュマロちゃんはとても御祝いに行きたかったのだった。

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