白い精液
20歳の頃は、誰でもそうだが、精液はいくらでも出た。
勢いも良く、下宿の万年床の上から発射された精液が天井に迄達したことがあった。
色は白く量も多かった。
まっ、これは普通のことだが、歳とともに白く無くなって、量も減った。
僅かに黄色っぽい無色透明でドロっとした液体が、ちんこの先からドロっと漏れ出るだけ。全く空中に飛び出さない。
まっ、これも60超えなら普通のことか。
実はあと一週間で、手術の効果を見る為の精液検査を受ける。
もう手術の傷は閉じたので、何度か頑張って古い腐れ精子を放出処分しておかなければならないのだが、前に書いたように、溶ける縫い糸の出口がただれて感染を起こし、それが痛くて自己放出作業をする気にならない。
予定では、術後10日目くらいから毎日腐れ精子を出したかったが、術後20日以上経つのに、今日までで未だ4回しか出来てない。
ただ、初めの3回目までは、以前と同じ透明粘着な液しか出なかったが、4回目は気のせいか少し白く濁っていた。
別に精子があると白く濁るという訳じゃないが、何となく若い頃の白い精液に近付いて精子が蘇って来たような気がしてニンマリした(単に気がしただけだが)。
この頃は、縫い糸痕の感染も治まって来たので、あと一週間の間に古い腐れ精子は全部捨てて、精液中に新しい精子が満たされるように頑張りたい。
精子は、若いと精液1ミリリットル中に7000万匹もいるんだそうだ。どうしてそんなに沢山居るのかよく分からないが、1500万くらいあれば正常で自然妊娠可能、500万以下だとちょっと難しいんだそうだ。
コンドームのピンホールから微量漏れただけで妊娠することがあるというのに変な話だ。
さてさて、検査で精子は見つかるでしょうか?
見つからなかったら、どうすれば良いのだ?