St.Mary's Hospitalに決めた理由
前の記事で、セントマリー病院と書いたが、ネットでの表記はセントメリー病院だった。
同じ名前が世界各地、日本各地にあって、日本では聖マリア病院と言われるし、聖マリアンナ医科大学は聖マリと言うが、これらがどういう関係なのかは知らない。
タイ語では、センメリーと言う(訳者注:カタカナじゃん!)。
名前はどうでも良いが、ナコンラチャシマではかなり高級な私立病院である。
ウィキペディアに依ると、
[セントメリー・ナコーンラーチャシーマー病院(以下、セントメリー病院)は非営利の私立病院であり、カトリック教会ナコーンラーチャシーマー教区ナコーンラーチャシーマー教区司教委員会によって運営されているベッド数150床、ICU(集中治療室)はあるが、CCU(冠状動脈疾患集中治療室)はない。小児科医、産科医も常勤でいる。CT装置があり、血液透析も可能]
へえー! 非営利団体の経営だったんだ。今の今まで知らなかった。
けど、公立病院よりも大分高くて、バンコク病院ラチャシマよりは安そうな感じだった(訳者注:絶対に安いに決まってる。)
さて、今回セントメリー病院を選んだ理由は
① バンコク病院ラチャシマと他の産科不妊治療病院に問い合わせたところ、パイプカットした精管の再結合術を担当する医師名が、どこも同じだった。これについては、その医師(K先生にしておこう)に直接聞いたところ、「この辺じゃその手術する人少ないんですよ。」とのこと。
そもそも、タイでは不妊手術は女性にすることが多いらしい。パイプカット自体が少ないので再結合術も少ない。その医師自体、再結合術は年に数例しか経験がないそうだ。しかも、顕微鏡下の手術でない。
「なんだ駄目じゃん。」と思った。
いくつかの病院を当たったが、執刀医師はK先生と他に1名だけしか見つからず、英語が話せて、僕の質問にちゃんと答えてくれたのはK先生だけだった。
バンコクの超高い私立病院には、顕微鏡下で手術するところもあるので、そちらにするかK先生にするかしかなかった。
バンコク病院は、ずっと高いくせに、ナコンラチャシマーでもバンコクでも顕微鏡下ではなかった。主に外国人が利用するような超高級私立病院は、10倍近い料金になりそうだった。
見積り価格は、セントメリー病院でK医師にやってもらうのが一番安かったのだ。
そうすると、問題は顕微鏡下と目視とで、成功率がどのくらい違うのかが知りたいところだが、ネット上でも答えは見つからなかった。K先生は顕微鏡下でしたことがないので知らなかったが、K先生自身の目視での経験から、自然妊娠に至る確率は、「50%か60%位かなあ。」
「なんだ、悪くないじゃん!」と思った。
細かい手術ながら、血管を繋げるようなものなので目が良ければ案外できるもんなのかも知れない。
精子が通る穴がとても細いので、穴と穴がずれたら繋がらない。この辺り、K先生に目視でどうやるのか聞いてみたら、「その穴に細いチューブ挿しておいて精管を4箇所縫う。縫い終わったら、さしておいたチューブを抜き取る。」のだそうだ。
成功率を気にする僕に、K先生は、
「妊娠するかどうかは女性側にも依るので予想は難しいけど、パイプカットして25年になる60歳の白人を繋げたけど、子供が生まれたと言って子供見せに来たよ。」と言った。
仮に顕微鏡下より成功率が2~3割悪いと仮定すると、思ったより大きな差じゃない。
それに比べて、価格の差は絶大。
お金がないので、僕には価格差は超事項重要。高けりゃ今はやらないという選択しかない。
以上から、やるならセントメリー病院のK医師による目視術が妥当な選択かなあと思った。
② 病院の雰囲気が良い。
セントメリー病院は、1958年開業のとても古い病院で、建物の中もやや古めかしいが、清潔で病院スタッフの態度が宜しい。
特に、女性スタッフや看護婦が綺麗で、身だしなみが清楚で、話し方が優しく丁寧だった。しかも、英語が話せる率が高い。バンコク病院ラチャシマより良い感じで僕は気に入った。(実はこれが決めて!?)
患者さんの数もそれ程多くなく、殺伐としてない。(公立病院はどこもところ狭しだ。駐車場すら足りない。)
セントメリー病院には、日本人はまず居ないし日本語通訳もいないが、英語が使えればなんとか用は足せる。(地方は英語も通じない病院が一般的だが、それだと外人には使えない。)
因みに、日本の私立大学病院で二泊三日で顕微鏡下術を行うと、精子検査を含めて、130万円位かかる。
銀座の専門病院で日帰りで顕微鏡下の手術をすると、精子検査なしで70万円。
セントメリー病院で一泊二日で目視で手術すると、諸検査込で65000バーツ約23万円でした(待ち時間なし。美人看護婦サービス付き)
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