バッタより怖い蛾の来襲
チェンライの妹さんの旦那の家族の村に行った時、農業が
「今年はお手上げ状態」との話が持ちっきりだった。
特に、トウモロコシが壊滅状態なのらしい。
そう言われて、トウモロコシ畑を見てみた。
確かに、トウモロコシが成ってない。葉も茎もボロボロ。
葉の根本を覗いてみると、何やら蛾の幼虫らしき虫とその糞でいっぱいだった。
犯人はこいつだ。
ツマジロクサヨトウというらしい。
カオヤイに帰って、地元のトウモロコシ畑を見てみたら、同じ状況だった。
ツマジロクサヨトウはアジア全域で猛威を奮っていて、中国では食糧危機の元凶とされているが、タイでも重大問題になりそうだ。
サバクトビバッタは、インド、パキスタンに到達したが、ヒマラヤ山脈は超えられないので、中国には入らないと予想されるが、吉林省、黒竜江省等の東北部でバッタ被害が拡大しているらしい。元凶は、サバクトビバッタではなくてイナゴのようだ。中国、踏んだり蹴ったり。
サバクトビバッタはタイに入る危険性があるので怖い。
ツマジロクサヨトウとサバクトビバッタがダブルで来たら、農業立国タイはどうなってしまうのだろう?
ツマジロクサヨトウだけで、トウモロコシは全滅で、農薬撒いても直ぐに別の蛾が卵を産みに来るので防御不能なんだそうだ。
チェンライの農家は、もう農薬撒くのも止めて、今期の収穫は断熱しているとか。