コロナとデング
僕は蚊に好かれる体質らしくて、誰よりも良く刺される。(訳者注:多分アルコール臭のせい)
家に閉じ籠もっていても、毎日20箇所は刺される。
特にトイレと台所がいけない。水がある所に蚊は潜んでいるから。
ウンチの間に、5箇所は刺される。
痒くて他に何も出来なくなるので、殺虫剤撒きまくりで、殺虫剤が大嫌いのマシュマロちゃんに何時も叱られるが、僕は殺虫剤よりも蚊に刺される方が嫌なのだ。
殺虫剤を播けば一時的に蚊はいなくなるが、窓開けっ放しで隙間だらけの家なので、5分もすれば何処からともなく蚊がやって来る。
前にも書いたが、蚊は一番大勢の人間を死に貶める生き物だ。蛇や鼠じゃない。
マラリアの他、ウエストナイル熱、黄熱、ジカ熱、チクングニア熱、デング熱、日本脳炎などなどが蚊に依って注入される。
この内、タイではデング熱が危ない。
デングウイルスに感染すると、一部の人はデング出血熱になり死亡率は約2.5%。毎年世界で年間3億9000万人が罹患するということで、ある意味コロナ級に恐ろしい病気だ。
タイでは7.8万人が罹患し、81人が死亡したとのことで、例のコロナよりも患者数、死亡者数共に多い。
今年2020年は、雨期入りした今からがシーズンなのだが、既に約8500名が罹患していて、中でも我らがコラート(ナコンラチャシマー)県で患者数が増えているらしい。要注意だ。
僕自身、デング熱に掛かったことがあるかどうかはっきりしないが、50歳までタイに来たことがないので、多分罹ったことはないと思う。4種類の血清型があるが、その内2種類は抗体を持ってないことが分かっている。
近所に住んでいた日本人女性も去年罹患して、コラート滞在中2週間、ずっとベッドの上だったと聞いた。
デングにならなくても、刺されると痒いだけで許せない。日本の我が家は蚊が居ない点が良い。
日本の問題点は、冬から春先に、インフルエンザと花粉の来襲があること。
インフルが来ると、コロナの第二波、第三波と重なって区別がつかなくなり、大惨事になるかも知れない。
年がら年中、マスクをしてないといけない民族になってしまうかも。