初めての自力ビザ更新
今日、コラートのイミグレ(トーモー)に、もう直ぐ切れるビザの更新に行ってきた。
今までは、ややこしい背景があって、バンコクの闇業者に高いお金を払ってやって貰っていたが、もう奴等とは手を切りたかったし、居住地もナコンラチャシマの正しい住所に変えたので、今回は自分一人でやってみた。
結論から言うと、一回で無事に更新出来てしまった。
多くの人には当たり前のことだろうが、僕にとっては快挙である。
去年の10月位に、ビザ取得にはタイ国内で使える医療保険に加入しないといけないとの通知があったが、僕はタイの東京海上の保険に入っているので大丈夫と安心していたら、
保険金額が怪我の場合は40,000バーツ以上
病気の場合は400,000バーツ以以上
補償期間はそれぞれ1年以上
であって、所定の書式に上記を満たす保険に加入しているという証明書を保険会社に発行してもらう必要があり、
リストされた13社の保険会社しか使えない
ことが分かり焦った。
先ず、東京海上は上記の保険会社としてリストされておらず、病気の場合の保険金額の上限は100000しかないので使えない。
僕の歳で、400000バーツ以上となると、一年間の保険料は40000バーツにもなる。
「こりゃあかん」
と愕然としたが、良く調べて見ると、最近上記の保険が求められるのは、
Non-immigrant O-A
Non-immigrant O-X
の場合に限るとの変更があったと分かった。
つまり、
Non-immigrant―B (就労ビザ)
Non-immigrant―ED (教育ビザ)
Non-immigrant―O (その他)
は必須ではないように書いてある。
ここで、Non-immigrant O-AとNon-immigrant Oの違いだが、
日本のタイ王国大使館には、
Non-immigrant O-Aとは、満50歳以上の退職者長期滞在ビザのことで、Non-immigrant Oとはタイで働く家族への訪問・滞在、タイ国籍の配偶者や子供への訪問・滞在、ボランティア,年金受給者としての滞在など、と書いてある。
これに対して、タイのイミグレのページの説明は上記の逆であり、
Non-immigrant O-Aは日本等タイ国外で発行されるもので、Non-immigrant Oとはタイ国内で発行されるものと書いてあり、整合性がない。
では、今まで自分のパスポートに貼り付けられたビザを調べてみると、手書きでBuainess, Education, retirement書いてあるだけで、何処にもNon-Immigration B、ED、OとかO-Aとか書いてない。(Re-entry Permitには、NON-IMMとだけ書いてある)
しかし、僕のビザはタイ国内で発行されたものなので、Non-immigrant O-Aではない。
また、Non-immigrant O-Xというビザは聞いたことが無かったが、有効期間が10年もあるビザのようだ。僕ののビザは有効期間1年なので、これでもない。(詳しくはココを参照のこと)。
なんとも分かりにくいが、ともかく上記の保険加入証明書が必要なのは、Non-immigrant O-A、Non-immigrant O-Xだけとなったので安心した。
2時間かかってコラートのイミグレに行き、そこで貰った申請書類を1時間かかって書き、居住地報告TM30や90日レポートがちゃんと貼ってあるパスポートと併せて提出したら、30分と経たないうちにビザの更新が完了した。
ついでに、90日レポートまでイミグレ担当官がやってくれた。
何の罰金も、何の賄賂も払わず、闇業者に高い手数料を取られることなく、一回も出直しを食らうことなく完了した。
これは、僕にとってはタイ滞在7年目にして初の快挙なのだ。
なお、イミグレは新型コロナウイルスの感染が怖かったが、申請書類は屋外で書かされ、書類の不備が無い人だけイミグレのオフィスに入れて貰えた。
イミグレはコロナ非常事態宣言下のせいか人が少なく、屋内では申請者は2メートル以上の間隔を取らないと行けないので、危険を感じることは無かった。