カオヤイに中国人団体客はもう来ない
僕のカオヤイ農園は、外国人観光客比率が多いのが特徴的と言える。
シンガポール人、マレーシア人、香港人、カンボジア人、ラオス人、ベトナム人、ミャンマー人、イギリス人、台湾人、ロシア人、ドイツ人、フィリピン人、日本人、そして中国人が多く来る。
シンガポール、マレーシア、香港から来る客は、アイデンティティはともかくとして、殆どが華僑の家系であって、家族間では中国語を話す人が多い。
なので、声を聞いてるだけだと、中国大陸から来たのか、中国大陸以外から来たのか分かりにくい。
(タイ人だって、金持ち系は華僑系統でおじいさんおばあさんは大抵中国語が少し話せる。しかし、政策で同化が進んでいるので、若者は文化的にはタイ人になっている。だけども、血統は華僑なので、顔は中国人と同じ。)
という訳で、お店でお客さんと話すときに、僕は良く使う言語を間違える。
中国語は話せないので、タイ人以外は英語(日本人は日本語)、タイ人はタイ語で話す訳だが、これが良く間違える。
中国語圏の人にタイ語で話し掛けたり、タイ人に英語で話したり。
シンガポールや香港の人なら英語で問題ないが、中国大陸からの人はほぼ中国語しか使わず、中国語以外で話し掛けられても聴く耳持たず。マスクなんかされてると、近寄って説明したくもないので苦労した。
ワーカー達もコロナ肺炎(そんな名前じゃないが)を怖がって。中国人には話し掛けない(タイ語で話しても無視されるだけ)。
タイには武漢周辺から大勢がタイに来ていたので、僕も肺炎を心配していたが、春節も明けてもう殆ど居なくなった。
タイに来た中国人は武漢肺炎が猛威を振るう中国本土に戻りたくないので、帰国を延期してバンコクのTerminal 20辺りにうろうろしているらしいが、それももう帰らなきゃいけない時期だし、中国政府がチャーター便を出して引き帰させているので、カオヤイ迄は来ないだろう。
ところで、シンガポール人に英語で話すと、
「あなたもしかして日本人?」と聞かれる。
「そうだよ。なんで分るの?」と聴くと、
「発音が日本人が話す英語だから」と言われる。
そうだ。悪かったなあ。どうせ僕の英語は下手くそな日本人訛りですよ。