アビーロード
買っちゃった。買っちゃった。お金がないのに買っちゃった。
『Abbey Road』50周年記念特別スーパーデラックスエディション。14000円也。来週日本からアマゾンでタイの農園に届く予定。
マシュマロちゃんに知られると叱られる。
20世紀のポピュラーミュージックの最高傑作アルバムは何かと聞かれれば、即答でビートルズのAbbey Roadと答える。
思えば僕が最初に聞いたビートルズのアルバムがAbbey Roadで、今でもB面のメドレーを聴くと心が弾む。レコードのB面に曲と曲の間の空白の境目の模様がない変わったLPだった
ビートルズ世代じゃない人には到底理解不能と思うけれど、ビートルズ世代に聴けば、相当な率で僕と同じ事を言うだろう。
あれこそ不朽の名作だと。
Abbey Roadはビートルズの最後に作られたアルバムで(Let It Beじゃないよ)、販売数も最高記録だったそうな。
資料には、こう書いてある。
『1969年10月4日付の全英チャートで1位でデビューし、それまで2週連続1位を記録していたブラインド・フェイスの唯一のスタジオ・アルバム『Blind Faith』からトップの座を奪った。
『Abbey Road』は、最初に11週間連続1位を獲得した後、クリスマス直前にザ・ローリング・ストーンズの『Let It Bleed』に1位を譲り2位へ陥落。しかしそれも1週だけで、再度1位に復帰し、1970年1月までに6週連続1位となった。』
そのアルバムを最新のデジタル技術でリメイクした『Abbey Road』50周年記念エディションが先月末に世界同時発売となった。
そして、1970年1月31日に17週目の1位を獲得して以来となる49年と252日ぶりに全英アルバムチャートに返り咲いた。
この記録は、2017年6月に発売されたザ・ビートルズ自身が持つ『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』50周年記念エディションの時に記録した49年と125日ぶりの全英1位帰り咲きの記録を塗り替えたものとなった。』
50年といえば、神童が老いぼれになる年月だよ。おったまげたとしか言いようがない。
僕の青春が凝縮されているアルバムなので、死ぬ前に記念に買っておこうと思って、アマゾンでポチしてしまった訳。
スーパーデラックス版には、ハイレゾ音源に加え、DTS-HDマスター音源や、ドルビーアトマスとかいう映画館で使われる3Dサラウンド音源がブルーレイディスクに収まっているらしいが、僕はブルーレイディスクドライブも無ければ、ドルビーアトマスのデコーダーも当然持ってない。なので、それらを死ぬ迄に聴けるかどうか分からないが、他にも殆どが未発表の23ももスタジオトラックが収録されていると言うから涙物である。
実のところ、Abbey RoadのCDは今までに二回買ったと思う。擦れて傷だらけになって聞けなくなったから。
グーグルミュージックでもダウンロード済みで、今でもドライブ中に聞くことがあるが、若い世代の人には理解し難い音楽のようで、煩いとか楽しくないとか言われ不評なのが悲しい。
『Abbey Road』50周年記念エディションのCDは、独りの時に涙を流して聞こうと思っている。