ThaiFex2019に行ってきた
先週、ムアントンタニのインパクトホールとチャレンジャーをほぼ全部使って開催されていたThaiFexに行ってきた。
ThaiFexとは、アジア最大級の国際食品関連展示会で、規模のデカさは一見の価値あり。
思えば、ThaiFexにはタイに来てから毎年欠かさず参加している。
目的は何時も新商材探し。
今年は、僕らのいちご園で売る新しい商品を見つけるのがメインで、特に次のものを重点的に見て廻った。
①ラオス、ミャンマー或いはタイ北部のプレミアムコーヒー(オーガニックアラビカ100%)
②ソフトクリームマシーンの安い物またはレンタルプログラム
③梅酒またはタイ人受けしそうなスピリット
④新アイスクリーム
それに加えて、日本からThaiFexに始めて行くという知り合いを二人案内するというのも大きな目的だった。
一人は、千葉の農産物を世界に拡めるイベント等を運営しつつ、自分でもタイやマレーシアに農産物を輸出している女性。
もう一人は、実家千葉の近くでいちご狩り園を経営するいちご農家。お二人には、いろいろお世話になっていたので、空港からの送り迎えを含め、出来るだけのことをしたつもりだ。
一番に訪れたのは、JETROがサポートしているJapan Pavilion。
ここには、タイで売りたい商材を持った中小企業が出展していて、日本語でいろんな話が出来るので楽しい。
今回は、③の梅酒取扱業者と商談出来たのが収穫。未だ価格、条件はこれからだけれども、安くはないが質の良い梅酒を入手するルートが出来るかも知れない。
梅酒はタイ人の特に女性に人気だ。インバウンドで梅酒の知名度はあるが、余りタイでは見掛けないのでチャンスはある。何時も売ってるいちごワインとの相性も良く、最低一銘柄は商材に加えたいと思っている。
ラオスのアラビカ種。
ラオスのアラビカコーヒーの質は多分悪くない。
2つのブランドを当たったが、自分で香りや味を確かめた範囲では、コスパ最高と思った。
オーガニックのアラビカ種100%である。日本への輸出経験はない。ただ、日本やタイやアメリカのオーガニック認証は取ってない。
オーダーすれば、ビエンチャンからメコン川を舟で渡り、ノンカイからはKerry等の宅急便でタイ全土に数日で届けられると言う。
僕らはコーヒー豆商社じゃないので、ローストされたコーヒー豆を使う分だけ頻繁に輸入したいので、丁度良い流通だ。
ラオスのオーガニックアラビカなら、試してみたくなるお客さんも多かろうと思う。それでいて、大手のブレンド豆よりも安いから言うことなし。
しかし、アイスクリーム、ソフトクリームは駄目だった。
特に、ソフトクリームマシーンは、何処も値段が高過ぎ。最低価格は96000バーツ(展示会特価68000バーツ)だが、中国製で冷却装置なし。つまり、出来たソフトクリームを押し出すだけ。
ソフトクリームの素を入れれば、冷却してソフトクリームが出来るマシーンになると、日本円で100万以上の物ばかりで、3種類のソフトクリームが出来る奴だと、200万超えになる。そんなの買ったら、何時元が取れるのか分かりゃしないので断念。
レンタルプログラムはあったが、6ヶ月で新品買うのと同じ値段になるという価格設定でお話にならない。
どうしてそんなに高いのか分からないが、ソフトクリームに関しては、今年は無理そうだ。
ただ、ソフトクリームの素は良いのが見つかった。森永の物。ダントツに美味かった。マシーンが無けりゃ出来ないけど。
気になったのは、今年は生鮮野菜や果物が少なかったこと。JETROの情報では、この夏からタイの輸入規制が厳しくなり、多くが脱落するのだそうだ。
とても美味しい豚骨ラーメンスープの元や、チルドなハマチ半身、高級霜降り和牛など、美味しそうな商材もいくつか見つけたが、タイでの展開は容易じゃなさそうだった。
最終日は一般開放されて、カートを持ったおばちゃん等が押し寄せて賑わった。
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