カオヤイに温泉スパ出来た
僕はもう一年も湯船に浸かってなかった。
そればかりか、最近は水不足で温水シャワーも使えず、大バケツ溜めた水を桶でぶっかける行水の毎日だった。
ああ、ゆっくり温泉にでも浸かりたい。
そう思っていたら、最近カオヤイ農園から500メートルと離れていないところに、温泉&スパが出来た。
レジデンスホテルの奥に新たに温泉スパ棟が出来て、そこの従業員が言うには、日本の温泉スタイルで全裸で入る、サウナもある、とのことだったので、昨日試しに行って来た。
施設は真新しく、清潔で、静かで言うことなしだった。
ここが温泉スパ棟 綺麗な外観。表通りから離れているので、とても静かで、いかがわしさゼロ。
温泉スパ施設の名前は、VARIN
ここが受付。予約は基本的に不要。
僕は平日の午後7:30に行ったが、お客さんはゼロ。僕だけの貸し切り状態だった。
価格は、通常800バーツのところ、キャンペーンで460バーツだった。貸し大タオル、小タオル、浴衣、スリッパ、それと冷たい飲料水が着いている。460バーツならリーズナブルか。
朝9時オープン、夜9時クローズ。
雰囲気は、日本のスーパー銭湯
湯船は深さ60センチで座ると肩近くまで浸かれて丁度よい。
お湯は透明で匂いはない。しかし、入ってみると真水ではない感じ。塩味はないが、硫酸ナトリウムか何かの塩が溶けている感じで、恐らくPHはアルカリ性で、肌がヌルヌルすべすべした。お湯の温度は熱すぎず丁度よい感じ。
ジャグジーもある。こちらは、低温。サウナの後に汗を流して身体を冷やすのに丁度よい。
残念だったのは、こちらのサウナ。低温サウナで60℃しかなかった。それにもかかわらず、10分でもう十分温まった。
洗い場も日本の銭湯風。木の桶が大き過ぎて、お湯を溜めると重くて持ち上がらなかった。一見出来の良さそうな桶だったが、水が漏れる。シャンプー、ボディーソープは備え付け。
和風を意識したデザイン
次に付帯設備。
ここは更衣室。よくあるセーフティボックスと同じ暗証番号方式なので、鍵は不要。
その奥はトイレ。綺麗に掃除されていて、床が濡れてない。
更衣室から湯船のある部屋に行く前に、いくつかのマッサージルームがある。ここはアロマテラピーマッサージで、ハーブオイルを使うので、それを流すバスタブがある。
落ち着いた雰囲気の待合室。誰も居ない。
フットマッサージルーム。
洗面台には、キレイキレイが。
ということで、如何にも日本の温泉スパを目指した施設だった。日本人の僕には、何から何まで自然で抵抗無く受け入れられた。
タイ人に受けるかどうかはクエスチョン。
男女別で貸切風呂がないのが難点。タイでは女同士、親子でも裸は見せない。見せるのは、恋人か夫婦のみで、基本シャワーを二人で入ることはない。
また、他人が浸かったお湯は汚いという感覚が強いので、共同浴場には抵抗があるのが一般的。日本に旅行に来ても、入れ墨の問題もあり、大抵は家族風呂にしか入らない。男女別の共同温泉が好きなタイ人がいたら、かなりの強者。
ただ、カオヤイはインターナショナルな場所で、レジデンスホテルの客も外国人が多いので、どうなるか分からない。僕一人しか客が居なかったことからして、流行っている感じはしない。僕は時々利用したい施設なので、無くなって欲しくないと思う。
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