まだあるいちごともうないお客
4月までやっているいちご園なんて、カオヤイにはうちしかない。ワンナムキアオには妹さん夫婦のいちご園があるのみ。
いちごは乾季(寒季)の果物で、暑季真っ盛りで、もうすぐ雨季入りする時期なのに、未だいちごの実があるし、いちごの花もあるってどういうこと?
小粒だが、糖度は十分、とても甘い。
ミバエの幼虫も余り入っていない。
朝でも気温は27℃を下回ることはないこの暑さで花が出て来るなんて、僕の理論上有り得ない筈なのに何故だろう。日長のせいだろうか。(日本でも、いちごは本来、5月からの果物。最近は、温室栽培で5月には終了してしまう)
せっかく実があるので、一応いちご園は開園しているが、お客さんはもう余り来ない。来ても1日5~6組。それでも、たまにカンボジア人のツアーが来て、4000バーツ位お金を落としていってくれることもあるので、お店閉めてぼんやりしているよりはマシ。住込みワーカーの日給と自分達の飯代が出れば御の字だ。僕らが日本に行っている間も、いちごがある限り住込みワーカーにお店をやらせて日給分を稼いで貰うつもりだ。
お客さんは来ないが、野鳥は人気のないいちご園に数十羽もやって来て、いちごを食らう。鳥が来るのは、甘い実がある証拠。
どうせお客さんは少ないから、少しくらい鳥に食べられても影響はないのだが、習性で腹が立つから追っ払う。手を叩いたり、トタン版を叩いたりして追っ払うが、1日何十回もやっていると飽きる。
愛犬ベリーの唯一の仕事は鳥を追っ払うことだが、この頃は怠けて寝てばかりいて働かない。
そこで、YouTubeにあった鷹や鷲の声を音楽代わりに流してみた。
結果は、幾分効果あり。
鷹や鷲にも種類があって、この地にいない種類だと反応しない感じだ。いろいろな録音を流すと、時々逃げてゆく。
効果は不十分だが、手間は少ないので気に入っている。
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