いちご発芽試験

年末年始のいちご休止期間をカバーする新品種導入の一環として、輸入いちご種を使って発芽試験を行ってみることにした。

一般に、いちごは栄養成長のクローンだが、海外には種から育てられるものもある(日本にも最近出来た)。

今回使用した種は、中国の種苗会社からネット販売で購入した品種名不明の2種。中国産、品種名非開示と怪しいが、四季なりとある。種の前処理はなし。

今回の試験の目的は、発芽が遅く(通常3週間)、好光性で、発芽不揃いのいちごをどうすれば上手く発芽させられるかを探すことにある。

方法は二種類。

1 寒天培地法

昔、パンジーの早蒔で使用した方法。1.5%の寒天培地に抗ガビ剤、抗菌剤、微量の液肥を加えたももの上に種を蒔き、蓋をして、明るい日陰に置いた。抗ガビ剤としては、予備試験でヘキサコナゾールの毒性が観察されたので、今回はダコニールを使用した。抗菌剤は第3世代セファロスポリン。先の高熱で処方された物を砕いて溶かした。

2 スポンジ法

ネットで見つけた方法。新品のスポンジに抗ガビ剤と微量の液肥を溶かした水を染み込ませ、その上に種を蒔いた。抗菌剤は不使用。

同じくプラケースに入れ蓋をして明るい室内に置いた。

最低気温は18℃前後と低くなるが、朝9時から夜7時迄は25℃以上ある。最高気温は31℃前後。

予備試験では、3週間後の発芽率が20%程度と低く満足できる結果ではなかったが、それは細菌の繁殖と抗ガビ剤の毒性が原因だった可能性が高い。

そこで、今回は手術用ゴム手袋をして、培地や種を手で触らないように注意した。しかし、オートクレーブ、無菌キャビネットはないので、無菌ではない。

今回のスポンジ法は水の交換が出来る点が良さそう。ただ、十分に種に水分が与えられるかどうか不安。

3週間後が楽しみだ。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

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