NVDA
昨年5月のG7で、安倍首相が今はリーマンショック前の状況と似ていると指摘して、各国の首脳から嘲笑を買った。
その後、ショックは来なかったどころか、株価は大きく上がった。
しかし、ここに来て特大級のショックが近いことを示唆する現象が増えて来たことから、ショック到来は近いとハムケン探偵は推理する。
先ず、米大統領の予測不可能性がますます高まっている。
中国との通称交渉は表向きには前進するように見えるかも知れないが、根本的には現体制をやめない限り解決するはずのない対立関係にあって、最早共に協力し合って発展するという選択肢はないと思う。
中国の科学技術や製造技術の発展は、全て外国からの援助や盗みによってもたらされて来た。今後もそれらなしで単独で発展することは不可能とは言わないが大幅なスピードダウンは免れないから、そんなことを中国が受け入れる訳がない。
エヌビディアに象徴されるハイテク株の暴落。エヌビディアは僕の大好きな銘柄で、20年前から追っている。当時は未だ14ドル位の株価で手頃だった。夜なべのデイトレでエヌビディア株で1000万近く儲けたが、その後のヨーロッパ危機で全部無くなった。値動きが激しくデイトレ向きだったと言う理由の他に、心底そのテクノロジーにほれていた。
100万ポリゴンに画像を貼り付けて光の反射も反映させた画像を秒間60コマも計算する能力に驚嘆した。
僕は多層二次元セルオートマトンの応用して文字認識させるプログラムをオブジェクト指向で書いたが、CPUでは4日間学習させても全然認識出来なかったので、行列演算が物凄く速いエヌビディアのGPUを使おうと思ったが、使い方が難しくて頓挫した。
その後、大手企業がディープラーニングでGPUを使い、エヌビディアのGPUは人工知能の基幹技術になった。
更に、仮想通貨のマイニングでも威力を発揮し、エヌビディアの株価は手の届かない所迄上昇した。
ところが、仮想通貨の下落で、マイニングコストをペイ出来なくなり、マイキング産業は崩壊。
更に、AIに特化したより効率的なチップがグーグルやその他のチップメーカー等で開発されて、人工知能分野でのエヌビディアの独壇場も足場から崩れた。ディープラーニングに64ビットの精度は不要だと分かった(データ圧縮で場合によっては8ビットでも行けるらしい)。
そういう訳で、昨年末にエヌビディアの株価は暴落して半分になった。
人工知能分野では、グーグルが更に大規模なシステムを作っていて、画像認識や音声認識といった限られた分野だけではなく、独自のチップで膨大な計算をこなし、ジェネラルインテリジェンスを目指している。
勿論、エヌビディアもAIに特化した優れたチップを開発中だが、所詮単なるチップメーカーであって、チップとデータを併せ持つグーグルには敵わない。
そういう訳で、更に一段と株価は下がるだろうが、その時が買いのチャンスと見る。