王様のお耳はロバの耳
僕が大学を卒業するとき、「一体自分は大学で何を学んだんだろうか」と自問した。
お世辞にも勤勉な学生じゃなかったし、試験成績の半分はカンニングか、他人のノートのコピーで一夜漬けしたに過ぎない。
いろんな技術や知識は学んだが、所詮教科書レベル。
ただ、生命の複雑さ、神秘さには感動した。
そこで、その記念に買ったのが、デービッド·アッテンボローの「地球の生き物たち」だった。
そのアッテンボロー氏が、この度のCOP24で市民代表として演説したそうだ。
彼のメッセージは、 「世界の人々からのメッセージは明白だ。時間切れが迫っている。人々の望みは、意思決定者の皆さんが即刻行動することだ」 「我々の文明と、我々の依存する自然界の存続は、皆さんの手にかかっている」と訴えた。
このままだと、文明が崩壊する可能性を指摘した。 多くの科学者の報告や、米政府の地球温暖化に関する報告書の内容も、「私は信じない」 と吐き捨てる石炭大好きの亡者の耳には届かないだろう。
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