痛風の気
この頃、夜になって冷えると、手足の指の関節が腫れぼったい。
そう言えば、去年の自費人間ドックで、尿酸値が8を超えていて、ドクターから、「この調子だと、痛風になっちゃうよ。あれは痛いよ。ビール控えなさい。」と言われたのだった。
暑いタイの仕事で汗が出るのと、ビール位しか安くて美味い酒がないので、ついついビールばっかり飲んでしまう。そうすると、夜中に4回もトイレに行く羽目になって熟睡出来ないし、尿酸も溜まる。
それに、タイ飯は野菜が少なく、鶏肉、豚肉ばっかり食べているので、ますます尿酸値が上がってしまう。
そこで、ビールを控え、野菜を多く食べるようにするというのが健全な人間の考えることだが、僕はもっと手軽で効果的な方法を選んだ。
それは、薬を飲むこと。
抗炎症剤じゃなくて、尿酸生成抑制剤。
ものの本にはこう書いてある。
尿酸降下薬には尿酸排泄促進薬と生成抑制薬があります。尿酸排泄促進薬にはベンズブロマロン(商品名:ユリノーム)、プロベネシド(商品名:ベネシッド)などがある。尿酸生成抑制薬としてはアロプリノール(商品名:ザイロリック、アロプリノーム)に加え、2011年よりフェブキソスタット(商品名:フェブリク)が使用可能となりました。尿酸排泄低下型高尿酸血症には尿酸排泄促進薬を、尿酸産生過剰型高尿酸血症には尿酸生成抑制薬を使用しますが、尿路結石、腎障害合併時には尿酸生成抑制薬が第1選択となります。
タイのいいところは、薬局の薬剤師がよく勉強していて、且つ殆どの薬のジェネリックが簡単に買えること(医師に処方してもらう必要なし。但し、病気と薬のある程度の知識と、自己責任は必要)。
先日、薬局に行って、痛風のタイ語訳をスマホで示して、これの薬を出せと言ったら、痛み止めを出してきたので、それじゃなくて尿酸(のタイ誤訳)を低くするやつだをと言ったら、アロプリノールを出してきた。
そうだ、これなんだ欲しかったのは。初めから薬の名前(一般名)を言えば早かった。
値段は10錠で40バーツ。僕の場合、一日一錠くらいで良いので、二か月分買って、240バーツ。
飲み始めて未だ一週間程だが、副作用はなし。尿酸値は測ってないので分からないが、そのうち何かのついでに測って貰おうと思う。
気のせいか、ビールが美味くなった。
指の関節は、押すとまだ少し痛い。