ポリカの庇
カオヤイショップの正面は北向きにある。お客さんが北側にある道路からお店を見たとき、南側の明るい緑を背景にするので、お店の中はどうしても暗くなってしまう。
しかし、お店の商品を物色するお客さんを「熱い」陽射しから守り、雨も防ぐ大きな庇は必要だ。
つまり、雨や「熱い」光は通さずに、暗くならない程度に光を通す素材で庇が作る必要があった。
去年は草葺で作ったので、涼しかったが暗かった。
そこで今年は、遮光率70%位のポリカーボネートを使ってみたいと思った。ポリカは上部で、紫外線や風雨に耐える軽くて透明な理想的な素材。
ただ、タイで妙に高い。SCGで1200x2400ミリ、厚さ6ミリのストロー構造なのが、一枚1050バーツもした。台湾製が多い。
もうちょっと安い製品は無いかと、今日タイワサドゥという大きな左官大工道具屋に行ってきた。ワサドゥとは道具とか資材の意味らしい。ジョイフル本田を凌ぐ巨大スーパーだ。
残念ながらカオヤイにはタイワサドゥはなくて、1時間の程車を飛ばしたサラブリにある。
行ってみたら、運良く1220x2440ミリ、厚さ6ミリのストロー構造なのが約659バーツで売っていたので、それを5枚と、張るためのアルミ部材を購入した。全部で4000バーツ程。
本当はピンク色のポリカが欲しかった。何故なら、かわいいし、赤い光線を透して、いちごの色を際立たせてくれるから。
しかし、ピンクはなかったので、車庫とかでよく使われるブラウンを選んだ。赤や黄色を他の色より少し良く透すし、コーヒーとも相性が良さそうだ。
張ってみたら、暑くもなく、暗くもなく、正に丁度いい感じの遮光度合いで気に入った。マシュマロちゃんも珍しく気に入ったようだ。
軽い素材なので、支えの鉄骨も最小限とした。上には乗れないが、風雨程度なら充分な強度。
次は、いろいよ床と壁に取り掛かる。
ああ、何かと真っ直ぐなのが心地良い。曲がった丸太は風情はあるが、設計は困難。考えると頭が痛くなる。