ワンナムキアオ掘っ立て小屋再建
ワンナムキアオの住込みワーカー用の掘っ立て小屋は、建ててからもう三年になる。
去年、床と屋根の補修をしたので、今年はそのまま使おうと思っていたが、急にマシュマロちゃんが建て替えましょうと言う。
3年前、17歳の坊やが初めて建てた家だから、作り方自体はほんとに悪く、確かにみすぼらし過ぎる。屋根には、ネズミとヘビが住んでいて、安眠できそうもない。おまけに、柱の着地部分がシロアリの餌食になって、折れかけていた。
そこで、予定外ながら、新たに掘っ立て小屋を作ることにした。
掘っ立て小屋と言っても、設計デザインが僕である以上、強度等基本的性能はしっかりしてなきゃ許せない。
さりとて、丸太で安く作ろうとすると、設計図は役に立たない。丸太の直径の違いや、工程を最小限にするために材料のサイズを考慮しながら、基本的には現地合わせで建ててゆく。
ボルトの場所、釘の場所と向き、丸太を切る位置まで、逐一指示して、僕の思うように作らせた(指示のためにやってみせるので、実際には半分位自分で作ったけど)。
2日前から作り出して、今日骨格が大体出来た。
古い掘っ立て小屋は、取り壊す様にマシュマロ女史から指示されたが、物置に使えそうだし、マシュマロちゃんの寝泊まり用にも使えそうなので、壊さずに隣に新築することにした。
ほんとにハムケンが登って働いてるでしょ!?
足場を作りながらの棟上げなので、作る順番が大切。
新しい掘っ立て小屋は、以前のよりもちょっと狭いけれど、食事を摂ったり寛いだりするテラスは広くした。床はちゃんと水平をとったし、一回り太い材料とボルト締めでしっかり固定してあって、以前のよりも、ずっと丈夫で住みやすいはずだ。妻が妊娠しているらしいので、テラスは低く登りやすい様にした。
もっとも、工法は、弥生時代の高床式住居。
屋根と壁と床と扉までは作って、あとは実際に住み込むワーカーに好きに加工させる。