住込み助っ人ウドンに帰る
マシュマロちゃんの大学時代からの友人で、僕らの家に住み込んでいちご園を手伝ってくれた女性が、今朝田舎のウドンタニに帰って行った。
当初の約束を守り、3月末迄しっかり働いてくれた。
ここに来る前は、バンコクの化学肥料会社で検査技師をしていたが、都会生活がほとほと嫌になり、昨年末に辞めて、田舎の家業であるキノコ栽培をお母さんと一緒に営むことに決めた。
しかしその前に、マシュマロちゃんの誘いで、ウドンタニに帰る前に僕らの所で働いてくれることになったのだった。
彼女の給料は月給制。前の化学肥料会社程は出せなかったが、住宅費、食費、電気、水道がただだったので、残るお金は以前並みか、それより多かったかも知れない。
とても良く働いてくれたので、毎月ボーナスを付けた。最期の月は、更に10000バーツ上乗せした。
ここで働く間、彼女としても、農作業や売り子の経験、お客さんとの接し方、外国人とのコミュニケーション、人を使うことの難しさなど、それなりに学んでくれたと思う。
それらはきっとキノコ栽培という事業に活かせられることだらう。
去年の引きこもり女子程ではないが、彼女も部屋で読書や映画を見るのが好きで、休日にも何処にも出掛けないタイプの人間だった。
今まで彼氏がいたこともなく、28歳にして正真正銘の処女(確かめなくても分かる)。タイでは珍しい。文化的許容範囲は広くないが、想像力、理解力は大学出だけのことはある。
本人は男や結婚には興味なしとのこと。しかし、親が「早く結婚しろ」、「結婚が女の幸せ」みたいなことを言うものだから、帰ってからどうなるか分からないが、将来は良妻賢母間違いなしと思う。
来期は彼女のような助っ人がいないので、どうやってゆくかが僕らの課題だ。
彼女が寝泊まりした部屋は、きれいに片付けてあった。