ベリーちゃんの不妊手術
昨日、カオヤイ農園の隣にあるテーサバン(地域自治体)に、ゴミを早く集めに来るように依頼しに行ったら、皆さん総出でちょうど犬猫不妊手術をやっていた。
聞いてみると、この出張不妊手術サービスは昨日と今日の二日間限り。次回は来年のいつか、とのこと。
オープンエアーで同時に何十匹もの犬猫が不妊手術を受けていて、余り衛生的ではなさそうだったが、なんと料金がタダなのである。テーサバンが払うらしい。僕は自治会費も税金も払ってないが、そういうことは関係なく、連れて来た犬猫は全部ただでやってくれる。
僕の愛犬ベリーは生後6ケ月強で、ぎりぎり不妊手術が出来るらしい。まだ発情はないが、来年に回すとうっかり出張不妊手術サービスを逃してしまいそうだし、一年後では手術より先に子供が出来てしまいそうなので、これもなにかの縁ということで、翌朝一番の不妊手術を申し込んだ。
仔犬が欲しい気もしたが、考えて見れば、別に雑種の雑種であるベリーの子供である必要はないし、欲しければ街にいつでもタダで貰える仔犬がいくらでもいる。
翌日の今朝、少し早めに8時半にベリーを連れて行ったら、ベリーの予約はされてなくて、14番目になってしまった。
9時少し前に獣医7~8名と、軍の動物担当者4名が来て、不妊手術が始まった。
鎮静剤を打って30分でヘロヘロになり、それから麻酔薬を注射されて意識不明になったベリー。
毛を剃られて、下腹部を3センチ位開いた。
指で内性器を取り出し、結束して、内性器を切り取る。
10分くらいで手っ取り早くやってしまうのかと思ったが、意外と丁寧で、取り出すまでに30分くらい掛かった。
手術が終わって、意識不明のまま安置される。
手術後約一時間、まだ目が覚めないベリーを連れていちご園に戻った。
そうそう、書き忘れたが、順番待ちの間と術後に2回、狂犬病ワクチンを接種してくれた。2回打ったのは適当な証。
狂犬病の予防接種しましたよという札をくれた。でも首輪してないから、着けるところがない。
帰り際、あと一時間くらいで麻酔から覚めると聞いていたが、ベリーの目が覚めたのは3時間後だった。
起きたら痛くて痛くてベリーは泣いた。可愛そうだが、数日の辛抱。