タイのどぶろくサートゥ
正月にワンナムキアオに行った際、出店でタイのどぶろくを買って来た。サートゥと言う。
こういう壺に入ってる。これを飲むのは久し振り。
それにしてもテーブルの上が酒の瓶だらけだなあ。
蓋を開けると籾殻が丸見えで、こんなもん飲めるかって感じだが、お酒の良い匂いがプンプン。
カウニャウと籾殻を混ぜて壺に入れ、蓋をして土に埋めておくと出来るらしい。
意外にも中に液体は入っていない。
僕はタイの観光客時代に、これをお土産に日本に持って帰って飲もうとしたが、液体が入っていないので籾殻ごと口に入れて汁を吸ってみたが、口の中が籾殻で気持ち悪くて飲めたものではなかった。
では、どうやって飲むかというと、これに冷水を入れて15分程寝かした後、付属のストローで抽出されたお酒を飲む。この葦で作ったストローは、先が閉じており、先端の横に小穴が開いていて、籾殻が入って来ないようになっている。プラスチックのストレートなストローだと上手く飲めない。
味はとても甘い。文字通りサートゥの味。日本酒の原酒と似た味。
アルコール度数は不明だが、ビールよりは濃い感じがする。
冷水の代わりに冷えたビールを入れても良い。ビールの泡で効率良くお酒が抽出される。甘ったるいビールは僕の口に合わなかったが、酔いたい時はビールが良いそうだ。このことは、憎きトムちゃんの兄弟から教わった。
全部飲んだら、もう一度冷水を入れると、また飲める。3回は無理。
どぶろくと言うことで、販売は禁止だが、ちゃんと酒税を払った合法品がお土産屋で売られている。
瓶詰めされた液体だけのサートゥも、セブンイレブンや酒屋で売られている。
慣れない人が飲むと腹を壊すことが多い。
バンコク辺りの表通りじゃ、あんまり見かけないので知らない人も多いかも。
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