ミニトマト
美味しいミニトマトがなった。
実験的要素が強く、タイの乾季の気候で、グリーンハウスなしの露天でちゃんと育って、美味しいトマトがなるかどうか試してみた。
出来た!
仕立てがめちゃくちゃで、脇芽出放題だが、いっぱい成った。
品種はナイアガラスイートとアイコ。
割れもないので、真っ赤に完熟する迄、成らせておけばいい。
マシュマロちゃんに一粒食べさせたら、
「アローイマーク!」と言って、パクパク全部食べちゃいそうになった。
住込み労働者はメーソートでトマトを作っていて、食べてみろと言ったら、「トマトは嫌いだから要らない!」と言って拒否したので、味比較の為に強制的に食べさせたら、「美味しい! フルーツと一緒。全然違う!」と驚いた。無口の旦那も首を縦に振りながら、あっという間に5~6個平らげた。
「どうだ! 見たか? 日本のトマトの美味しさを!」
乾きすぎて葉っぱが黄ばんでいるが、病気や害虫はあまりない。
発芽と初期育成が不味く、2000株できる予定が200株程度になってしまったが、そこをクリアーすれば、タイの気候でも育てられることが分かった。
トマトーンというホルモン剤をかけて結実させるが、花アブがいっぱい蜜を吸いに来ていて、トマトーンなしで十分結実することも分かった。
甘さも抜群。まるでトマトジュースに甘酸っぱい砂糖レモンを混ぜたような味。
その後の収穫で、500グラム250バーツで売ったら、物好きタイ人に売れた。
ただ、日本のフルーツトマトの味を知らない人に250バーツで売ろうとしても売れないことも分かった。多分、積極的に試食させれば売れると思う。沢山採れたらホテルのシェフに見てもらおう。
もう一種、大粒で甘い品種もやっていて、こちらはマシュマロいちご園で別の住込み夫婦に育ててもらっている。彼らもチェンライの山でトマトを栽培していたので、腕前拝見といったところ。
20000円の種なのに、発芽揃いが悪く、幼苗のときの管理が悪く、1割しか苗が作れずがっかりしたが、その後の苗は順調に育っている。
こちらは一本立てにして貰っている。