バラクーダのフライ
ダイバーならよく知っているバラクーダこと南洋オニカマス。
獰猛とされているが、いつも水面下数メートルで群れを成してダラダラと漂っているだけで、至って大人しい魚という印象しかない。
一度、イワシの群れを襲っているのを見たが、10回ダッシュしても1回もイワシが食えない有様で、どんくさかった。
カマスなので、白身で淡白な身で美味しい。
バラクーダはタオ島のリゾートでも食べたが、マクロで1キロ級なのがキロ100バーツ程度で売っていたので買って来た。
長さは70センチ弱くらいだった。眼が赤いのは仕方がない。
今夜はこれをフライにしてみた。
マシュマロちゃんの友人が揚げたので、ちょっと揚げ過ぎだった。なにしろ、タイ人はガスコンロは如何なる場合も常に最強で使うので。
衣は硬かったけれど、魚の肉は美味かった。
本当は塩焼きにしたかったが、魚を焼く網がなかったのと、塩味だけだとタイ人には物足りないかなと思ってフライにした。
フライにすると、どんな魚も臭くないし、おかずの量としても増えるのでおすすめだ。
僕は出汁醤油とトンカツソースで食べたが、マシュマロちゃんの友人は甘辛いナムチンだった。何でもナムチンなのは、何でも醤油の日本と同じ。だけど、あの甘辛くてニンニク臭いのは、ビールには良いが、日本酒やワインには合わないし、辛くて魚の淡白で微妙な味が分からなくなるので、僕は御免だ。
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