天空の村でプチ迷子 カオヤイ定植完了
10月2日月曜日。
天空の村のマシュマロちゃんの実家の裏山からいちご苗を切り出す日。
朝6時。マシュマロの実家のトイレの裏から、柿が沢山なっている山道を少し下ると、妹さん夫婦が育て多いちご苗の畑がある。家から200メートルもないくらいの近い畑。
近いし数ヶ月前に来たことがあるので、マシュマロちゃんらはさっさと先を行ってしまった。
僕は上の写真を撮って山道を下ると、車道に出た。2週間前彼らが補修した道の様子を見るため、その車道を歩いていちご畑に行ってみようと思った。
一旦いちご畑から離れたが、回って畑の下に出るだろうと思い、そのまま歩いたてみたが、どうも風景が違う。
しばらくして畑に出たが、トウモロコシ畑だった。
戻って分かれ道の別の道を行くと、いちご畑に出たが、妹さん夫婦の畑じゃない。
僕は道に迷ってしまった。
行くべき妹さん夫婦の畑では、待てども待てども僕が現れないので、大声で僕を呼んだらしい。僕もきっとそうしているだろうと思い、何度も耳をすましてみたが、何も聞こえてこなかった。
最初の車道に戻るしかないと考えて、トボトボ歩いていると、前から妹さん夫婦の車が来た。
僕はその車に救助されて、無事畑に着くことができた。
「大声で読んだけど聞こえなかったの?」と妹さん。
「なんでこんなに近くの畑に来るのに迷子になっちゃうわけ?」とマシュマロちゃん。
僕もまさか迷子になるとは思わなかった。
山では車面の向こう側が見えないし、気が茂っていて、近くでも意外と見えなので要注意かな。
小苗切りの様子。
家族総動員。日雇い労働者も数人使って55000株を切り出して山から下ろす。
日雇いのガリアンことカレン族のおばちゃん達。
150株入りバスケット一つで41バーツ。中には800バーツも稼ぐ人が居る。彼らにとって数少ない現金収入の機会なので、皆良く働く。
カレン族には中東の血が混じっていると思われる顔立ちの人がいる。
言葉も文化もモン族とは異なり、混血することは滅多にないが、同地区に住んで揉め事もなく暮らしている。近くの村にはリス族やアカ族もいる。
午後2時過ぎに、板バネを強化したピックアップトラックに苗を積んでワンナムキアオとカオヤイに向かわせた。
僕らはメーリンの兄の家でシャワーを浴び、肥料等の荷物を積んで、午後5時にチェンマイを出発。
寝ずの運転で朝三時前にカオヤイに到着した。
2時間程仮眠を取って、それからカオヤイ農園の定植。
昨夜雨が降ったが、朝には止んだ。お昼休憩の時に雨がざっと降ったが、その後止んで、全部定植が終わったちょうどその斎にまた雨が降り出したので、その日はスプリンクラーを使わずに済んだ。定植作業も暑くなく、運が良かった。
長い一日だったが、これで一つの山を越えた。その夜は、ガーガーいびきをかいて眠った。
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