便利な除草剤
いちご園の準備は、草と水との戦い。
草に関しては、敗北感を強いられる状況が続いていたが、この数日で一筋の光明を得た。と言うか、僕が知らなかっただけだが。
今まではラウンドアップに代表されるグリフォサート除草剤で生えている植物を全滅させるか、パラコートで干上がらせるだけだったが、土の中には膨大な量の雑草の種が残っているし、上部は枯れても根が生きていたりして、花やいちごの苗を植えてから生えてくる雑草には地道で疲れる作業しかなかった。
それらの除草剤を何度散布しても枯れないイネ科植物があって、カオヤイ農園はその雑草農園の如くだった。
ところが、世の中には良い除草剤があって、いちごや野菜のような広葉植物(双子葉植物)には効かないけれども、イネ科植物(単子葉植物)は枯らすという除草剤があったのだ。(僕が知らないだけだった)
こいつらがそれで、価格は高いが、効果は絶大とのこと。
もうすぐいちご苗の植付けなので、いちごが枯れるような除草剤はもう使えない。
花の種を蒔いても、雑草の方が量も成長速度も上で、放っておくと単なる雑草花壇になってしまう。
家の庭程度の広さなら、雑草を丹念に抜くことも出来るが、一定以上広くなると、それでは間に合わない。
しかし、上記の除草剤なら、花やいちごの苗が植わっていようがいまいがお構いなしに散布すれば、イネ科雑草だけが枯れるという優れもの。
残留農薬規制はあるものの、人体への影響は少なそうなので、今期はこれにすがってみたい。